現在の情報システムやサービスは、機能ありきの考え方からデータありきの考え方にシフトしてきている。いまやシステムを動かすのは個々のユーザーが日々生み出すデータだ。データセントリックな時代において、情報セキュリティの考え方も変化を余儀なくされている。3月19日、20日の2日間にかけて、OWASP日本支部が主催する「OWASP AppSec APAC 2014」が都内にて開催された。初日にあたる19日の基調講演では奈良先端科学技術大学大学院 教授 山口英氏が、近年の情報動向についてを語るとともに、OWASPのボードメンバーであるデイブ・ウィッカーズ氏が、注目のセキュリティトピックTop 10の紹介を行った。 OWASP(The Open Web Application Security Project)とは、Webの安全性に対する取り組みを実施しているグローバルなコミュニティ団体だ。日本支部は2
3月17日から4日間、都内で「OWASP AppSec APAC」が開催された。20か国/地域から400名を超える参加者が集まった同イベントでは、ハンズオン含むトレーニング(前半2日間)とカンファンレス(後半2日間)が行なわれた。今年3月には国内2番目となるOWASP Kansaiが立ち上がり、さらに近々、OWASP Fukushimaも始動予定と、勢いにのるOWASP Japan。日本で初主催となった同イベントの様子をレポートする。 Webセキュリティを議論する国際カンファレンスが初来日 「オンラインバンキングやネットショッピングなど、私たちが日常的に利用するサービスの裏では、Webアプリケーションが動いている。これらのリスクを軽減し、安全性を高めることは非常に重要な課題だ」。OWASPグローバルボードのトビアス・ゴンドロム氏は、オープニングセッションでそう述べた。 OWASP(Open
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