google-glogは非常に有名なロギングライブラリであり、その名前からわかる通りgoogleの人々によって開発されている。使い方は簡単で、 LOG(INFO) << "this is not a drill"; みたいな感じで、LOG()が返すオブジェクトoperator<<で記録したいオブジェクトをつなげていくだけで使える。とても便利である。実は、この便利さの裏には、実はいくつかのトリックが隠れている。適当に見た目を真似して作るだけでは、glogと同じような便利さは実現できないのである。今日は、その便利さを実現しているトリックを紹介したい。 なぜLOG()はマクロなのか まず、このLOG(INFO)というのは一見、関数もしくはクラスのコンストラクタかなにかに見える。しかしその実体は実はマクロで、以下のように展開される。 LogMessage(INFO).stream() LOGという