米国議会図書館(LC)の目録政策・支援局(Cataloging Policy and Support Office)が、LC収集・書誌アクセス部長の指示に基づいて米国議会図書館件名標目表(LCSH)に関する事前結合/事後結合方式の是非に関する検討を行い、その成果をレポートとして公表しました。 このレポートでは、これまでのLCSHに関する議論を整理した上で、事前結合方式のメリット・デメリットを論じています。LCSH自体としては、複合的なトピックについて事前結合方式の文字列の事後結合をある程度必要とするという立場に立ちながら、(1)事前結合方式の索引作成は継続すべきである、(2)ガイド検索/クラスター検索といったよりわかりやすい検索インターフェースが必要であり、利用者(含むレファレンス・ライブラリアン)による非統制語の付与(フォークソノミー)も可能にする必要がある、(3)カタロガーの作業をもっ
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