記者は日経ソフトウエアでここ4年半ほどC言語を使ったプログラミングの連載記事を担当している。「C言語好き」を自認してもいる。プログラムを書くことを直接の生業としていないので,プロのエンジニアに比べればずいぶんお気楽な「好き」には違いないが。 最初に連載を手がけたころはJavaの台頭がめざましい時期で,日経ソフトウエアでCプログラミングを連載するのもそろそろ最後かという空気すらあった。ならばということで,思い切り基礎に立ち返った内容で有終の美を飾ろうとしたところ,その連載がかなりの好評をいただいた。「やっぱりC言語の連載は必要だね」ということになり,現在に至るまで何らかの形でCプログラミングの連載が載り続けている。 C言語好きとしてはC言語の記事が載り続けるのは喜ばしいのだが,担当するようになって1年たち2年たつうちに,これでいいのかという問題意識が頭をもたげてきた。月刊誌の連載記事は長くて
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