現代物理学の最先端、素粒子物理学、は、どうやら現在、どうしようもないへんてこりんな迷い道に入り込んでしまい、身動きもならないらしい。しかもその状態が過去20年とか4半世紀続いている。物理学者の中でとびきり頭のいい連中が挑戦しながらも、その分野は何の解決策を生み出さないまま、無駄と思われる議論を続けている。全員が集団思考に囚われているため、内部から批判や研究方針の転換を促す声が出ない。高度な数学理論を寄せ集めて、蜘蛛の巣が張り巡らされたようになっている議論の中身には、外部から批判の向けようがない。しかしいくら何でも、そんなに長い期間かけて何の成果もあげていないのはおかしいではないか。それでいて最も優れた若い理論物理学者の頭脳と有名大学や物理学研究所の理論物理学講座のポストという人的資源と、研究助成金という資金的資源とを独占し続けることは間違っている。そのような批判があちこちから出るようになっ
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