1961年生まれ。ライター、ブックレビュアー。『GINZA』『週刊新潮』『TV Bros.』などで書評を多数連載。著書は『そんなに読んで、どうするの?』『どれだけ読めば、気がすむの?』(以上、アスペクト)、『文学賞メッタ斬り!』『百年の誤読』(以上、共著、ちくま文庫)、『勝てる読書』(河出書房新社)、『読まずに小説書けますか』(共著、メディアファクトリー)、『石原慎太郎を読んでみた』(共著、原書房)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)など多数。 Twitterアカウント @toyozakishatyou 今回は、ベストセラー『文学賞メッタ斬り!』の著者である豊﨑由美氏をお迎えし、海外純文学書評の先達として、翻訳書や翻訳者に何を期待するか伺います。 店主:まずご本人について伺います。あだ名「社長」の由来は? 豊﨑氏:自分で付けました。私は黒子に徹する雑誌ライター出身ですが、個性が求められる