ブックマーク / synodos.livedoor.biz (302)

  • SYNODOS JOURNAL : 日本の購買力平価は高くない 原田泰

    2013/3/129:0 ツイート 日の購買力平価は高くない 原田泰 アベノミクスの第1の矢の金融緩和で、円が下がり、株が上がり、輸出が増え、企業業績が好転し、雇用が拡大し、賃金が上昇し、物価も上がるという兆しが見えてきた。日は、ついに失われた20年から脱却できるかもしれない。だが、この変化を喜ばない人もいる。 安倍晋三総理のイデオロギーが気に入らないから喜ばないという人もいるかもしれない。しかし、金融緩和で景気が良くなるのは当たり前のことで、右であれ左であれ、誰が金融緩和をしようが景気は良くなるのである。 景気が良くなるのが気に入らないという人に政権は取れない。景気が良くなるとは、すべての人が得をするということである。企業は利益の上昇で、労働者は雇用拡大と賃上げで、政府は税収増で得をする。税収増は、政治家にとって自分の支持者に予算を配れるということである。マスコミも広告費の増加で得を

  • SYNODOS JOURNAL : なぜ彼女たちは出会い系に引き寄せられるのか ―― 「彼女たちの売春(ワリキリ)」著者、荻上チキ氏インタビュー

    2013/3/159:0 ツイート なぜ彼女たちは出会い系に引き寄せられるのか ―― 「彼女たちの売春(ワリキリ)」著者、荻上チキ氏インタビュー AV女優、風俗嬢、個人売春。性行為によってお金を稼ぐ、彼女たちのサービスを利用する男性の数は多いが、その実態はほとんど調べられていない。評論家・荻上チキは、さまざまに存在する性産業のなかでも、出会い喫茶、出会い系サイト、テレクラといった出会い系メディアを使った個人売春、通称「ワリキリ」の現状を知るべく取材を重ねた。 そこから見えてきたのは、貧困、精神疾患、虐待、教育からの排除といった、「古典的な問題」の集積だった。社会によってつくり出されたさまざまな「斥力」を受け、出会い系の「引力」に惹かれていった彼女たちの現実はいかなるものか、インタビューを行った。(聞き手・構成/出口優夏) ■エンコーからワリキリへ ―― このの主題である「ワリキリ」とはど

  • SYNODOS JOURNAL : 何のために学ぶのか、何のために考えるのか? 飯田泰之×finalvent(『考える生き方』著者)

    2013/3/219:0 ツイート 何のために学ぶのか、何のために考えるのか? 飯田泰之×finalvent(『考える生き方』著者) 考える生き方 [単行(ソフトカバー)]  『考える生き方 空しさを希望に変えるために』(ダイヤモンド社)は、月間30万PVのアクセスを誇る「極東ブログ」と「finalventの日記」を主宰するアルファブロガーで、1日1冊の読書を30年以上もつづけているfinalvent氏の第1作。シノドス・マネジングディレクターで経済学者の飯田泰之が、大きな話題を呼んでいる処女作への想いを聞いた。(構成/乙丸益伸・編集集団 WawW ! Publishing、宮崎康二)  ■人生が与えてくれるものそのものを空っぽになって受け止めていい 飯田 『極東ブログ』で色々ぼくのを取り上げていただきありがとうございます。いまでこそアベノミクスが盛り上がっていていますが、かつてはリフ

  • SYNODOS JOURNAL : アフリカ取材のあり方を通じて日本のメディアを見つめてみる 畠山勝太

    2013/3/229:0 ツイート アフリカ取材のあり方を通じて日のメディアを見つめてみる 畠山勝太 ジンバブエが日のメディアで取り上げられるのも珍しいので、わたしが働いているジンバブエの教育セクターのことが日のメディアで取り上げられることなんて、まずないと思っていたのですが、驚くことに朝日新聞の「アフリカの風に吹かれて http://www.asahi.com/special/2012africa/」という連載記事のなかで「672ドルになります 教育国の学力低下取材@ハラレ http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302190526.html」と「人生を賭けた試験、背後に政府の人心掌握術?@ハラレ http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201302280303.html

  • SYNODOS JOURNAL : アベノミクスで円安が起きていることがわかるたった一つのグラフ 村上尚己

    2013/3/269:0 ツイート アベノミクスで円安が起きていることがわかるたった一つのグラフ 村上尚己 筆者最新刊『「円安大転換」後の日経済 為替は予想インフレ率の差で動く』が3月15日に発売になり、発売1周間で重版が決定しました。お買い求めいただいた皆さま、書店員の皆さま、ありがとうございます。 論考では、拙著最新刊の発売を記念し、新日銀正・副総裁の選出で注目の集まっている「為替レートの今後の動き」を占う上で重要な「この円安の正体は何か?」にあたる部分を、『「円安大転換」後の日経済』から抜粋するかたちで掲載したいと思います。 ※論考は、出版社に入稿する前の原稿です。また論考に向け、一部変更している部分があります。 ついにアメリカがインフレ目標政策を導入 2012年1月までは、投資家の間に「金融緩和のアクセルを踏むアメリカはデフレを回避しインフレを保つ一方、金融緩和に躊躇し続

  • SYNODOS JOURNAL : 「生活保護通報条例」に反論する 大西連

    2013/3/289:0 ツイート 「生活保護通報条例」に反論する 大西連 「生活保護通報条例」とは 2013年3月27日、兵庫県小野市議会にて「福祉給付制度適正化条例」が可決され、4月1日から施行されることになった。すでにメディアによる報道などでご存じの方も多いと思われるが、「生活保護通報条例」「パチンコ通報条例」などとも呼ばれ、各地で議論を呼び起こしている。実際に2月27日にこの条例案が提出されてから約1カ月の間に、市内/市外を含めて、1700件以上もの意見がよせられたという(うち賛成が約6割とのこと)。 小野市は兵庫県の内陸部にある人口5万人程の小さな町だ。正直、報道等でクローズアップされるまでその存在を知らなかった方も多いだろう。大阪の西成区のような生活困窮者が密集する「特殊」な地域ではなく、保護世帯が120世帯(人口の0.29%)しかいない自治体でこのような取り組みが提起されたこ

  • SYNODOS JOURNAL : 定数配分訴訟と「選良」の限界 大屋雄裕

    2013/3/299:0 ツイート 定数配分訴訟と「選良」の限界 大屋雄裕 2012年12月16日に行われた衆議院総選挙(第46回)について、その定数配分が憲法に違反しているとして選挙の無効を求める訴えが全国各地で起こされ、次々と高裁判決(第一審)が下されていることは報道を通じてよく知られているかと思う。そのうち、2013年3月25日の広島高等裁判所判決、26日の広島高等裁判所岡山支部判決が選挙を無効にするという戦後初となる判断を示したことは、とくに話題になっているだろう。 だがじつのところ、法的な見地からこれらの裁判の結果がきわめて重要だとか興味深いとは、少なくとも筆者は考えていない。この問題は要するにほとんど組み上がったパズルになっているし、裁判所がその範囲でどのように判断しようが、きちんとしたかたちで解決する可能性はないからだ。 以下では、何故そうなるのか・今後の展開として何が求めら

  • SYNODOS JOURNAL : 自然エネルギーの未来は、わたしたちの選択の問題である エリック・マーティノー氏(環境エネルギー政策研究所)『世界自然エネルギー未来白書』インタビュー

    2013/3/189:0 ツイート 自然エネルギーの未来は、わたしたちの選択の問題である エリック・マーティノー氏(環境エネルギー政策研究所)『世界自然エネルギー未来白書』インタビュー 世界自然エネルギー未来白書 2013年2月に発行された『世界自然エネルギー未来白書』。報告書は、ISEP研究部長のエリック・マーティノー氏が、世界の自然エネルギー分野の専門家や実務家170名に行ったインタビューをまとめたものだ。日においても導入が加速されつつある自然エネルギー。その未来にはどのような可能性があるのか。世界ではいまどれだけ自然エネルギーが普及し、現在、わたしたちはどのような局面に立っているのか。ISEP研究員・古屋将太氏によるインタビューをお送りする。 ■自然エネルギーの未来の可能性 古屋 2012年7月から固定価格買取制がはじまったことにより、4月〜11月末時点までに新たに運転開始した自

  • SYNODOS JOURNAL : わたしたちが生きる社会はどのように生まれたのか ―― 計量社会学者・筒井淳也氏インタビュー

    2013/3/49:0 ツイート わたしたちが生きる社会はどのように生まれたのか ―― 計量社会学者・筒井淳也氏インタビュー 大学も学部もたくさんあるけれど、いったいなにをやっているのかわからない! そんな高校生のためにスタートした『高校生のための教養入門』。今回は、計量社会学者の筒井淳也氏にお話をうかがいました。 社会学ってどんな学問? 計量社会学はなにをやっているの? なにが面白いんだろう? 「社会の背景を知らなくても生きていける。でも理解できたら納得して進むことができる」。社会学の魅力に触れていただけたら幸いです。(聞き手・構成/小島瑳莉)―― 社会学ってどんな学問なのでしょうか? どのように答えても他の社会学者から「違う!」と言われてしまうと思いますが(笑)、ぼくの考えをお話しましょう。ぼくは社会学を、長期的な観点から社会の変化を説明したり、空間的に広い視野で社会について説明したり

  • SYNODOS JOURNAL : 幼児教育無償化で十分か? ―― 就学前教育の重要性と日本の課題 畠山将太

    2013/3/59:0 ツイート 幼児教育無償化で十分か? ―― 就学前教育の重要性と日の課題 畠山将太 安倍内閣が掲げる教育改革の目玉のひとつに、少子化対策として子育て世代の負担減を狙った、3−5歳児の幼児教育の無償化の導入をあげることができる。「OECD諸国との教育支出の比較から見る日教育課題 http://synodos.livedoor.biz/archives/1944531.html」でも言及したように、教育支出から分析した場合、日が抱える最大の教育課題のひとつが幼児教育に対する過少投資であることを考えても、これは歓迎されるべき教育政策である。さらに近年先進国・途上国を問わず、小学校に通い始める前の子どもたちに対する教育とケア(以下では議論の便宜上、就学前教育【注1】とする)が教育政策的に重要視されつつあり、これはその国際的な潮流とも一致するものである。 【注1】就学前

  • SYNODOS JOURNAL : フランスの同性婚法制化に政治の普遍をみる 吉田徹

    2013/3/79:0 ツイート フランスの同性婚法制化に政治の普遍をみる 吉田徹 バレンタインデー間近の2月12日、「みんなのための結婚」と呼称されていた法案がフランス下院で採択された。法案の正式名称は「同じ性別のカップルの婚姻を可能とする法律」。同法案は今後上院で審議されるが、与党が多数派の元老院でも可決される公算は高い。法案が成立した後、その合憲性が審査されることになるため予断は許さないが、もし法制化されればフランスでも同性同士が法的な婚姻関係を取り結ぶことが可能となり、さらにそのカップルが養子を迎える権利も認められることになる。アメリカの少なくない州で同性結婚が認められ、オバマ米大統領が同性婚を支持する発言を行い、ヨーロッパでもベルギー、オランダ、ノルウェーといった国々では同性婚が法的に可能になっている。フランスもこの大きな流れのなかに含まれることになるだろう。 伝統的な婚姻制度は

  • SYNODOS JOURNAL : セクシャル・マイノリティ/LGBT Q&A【基礎知識編】 遠藤まめた

    2013/3/69:0 ツイート セクシャル・マイノリティ/LGBT Q&A【基礎知識編】 遠藤まめた Q1 セクシュアル・マイノリティとはどのような人たちのことを指すのですか? セクシュアル・マイノリティとは、現在の社会のなかで「これが普通」「こうあるべき」だと思われている「性のあり方」に当てはまらない人たちのことを、まとめて指す総称のことです。 「性のあり方」には、いろいろな側面があります。生物学的にオスであるかメスであるか(=セックス)、という問いにかぎらず、社会的にどのような性役割(=ジェンダー)を持って生きているのか、あるいは誰とどのような恋愛や性愛の関係を持つのか/持たないのか(=セクシュアリティ)、ということなどの「さまざまな要素」が複雑に絡んでいます。  これらの要素は、個人の意思では変えることができない(「好きでやっているんでしょ」とは言えないような)部分を多く含んでいま

  • SYNODOS JOURNAL : 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日本の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之

    2013/2/189:0 ツイート 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之 自民党の圧勝で終わった昨年の衆議院議員総選挙。総選挙二日後に行われたイベントにおいて、エコノミストの片岡剛士氏は民主党の大敗を、マニュフェストが実現できなかったことに対する国民の失望の結果だと解説。政権を奪取した自民党・安倍総裁の掲げる「アベノミクス」が、日経済に対してどのような影響を与えるか、データを分析した上で語った。 対して政治学者の菅原琢氏は、自民党の得票数・得票率から、選挙において自民党は決して圧勝していないことを提示。現行制度である小選挙区比例代表並立制では、政党「制」と言える安定した状態が一向に訪れない可能性を指摘し、拘束名簿式の比例代表制一にすることを提案した。 格的に始動し始めた安倍政権。2013年7月に迫る参議院議員総選挙。飛

  • SYNODOS JOURNAL : 〈昼の世界〉と〈夜の世界〉の断絶を超えて ――「PLANETS vol.8」編者、宇野常寛氏インタビュー

    2013/2/259:0 ツイート 〈昼の世界〉と〈夜の世界〉の断絶を超えて ――「PLANETS vol.8」編者、宇野常寛氏インタビュー 「第二次惑星開発委員会」が発行する批評誌『PLANETS』。vol.8の発売にあたり大規模なリニューアルが行われた。文化時評がなくなり「読み物」としての性質が強くなった一方、サイズの変更やカラーページの増加といった「読者が手に取りやすくなる」さまざまな工夫が凝らされている。それは批評家・宇野常寛の思いの結集ともいえよう。「〈夜の世界〉(=サブカルチャーやインターネット文化)の想像力が、〈昼の世界〉(=政治や経済)を呑み込み、21世紀の〈原理〉となる世界」とは、どのような世界なのか。宇野氏に話を伺った。(聞き手・構成/出口優夏)  ■「文学」の言葉で政治を問い直す ―― 今回の『PLANETS vol.8』では、大幅なリニューアルがされましたね。内容面

  • SYNODOS JOURNAL : 日本の産業と経済政策 ―― 過去、現在、未来 岩田規久男、南部鶴彦最終講義 特別講師・八田達夫

    2013/2/279:0 ツイート 日の産業と経済政策 ―― 過去、現在、未来 岩田規久男、南部鶴彦最終講義 特別講師・八田達夫 2013年1月16日、さまざまな功績を残してきたふたりの経済学者、岩田規久男氏、南部鶴彦氏の最終講義がひらかれた。特別講師として八田達夫氏をむかえて開かれた講義には、日や世界で活躍する経済学者たちが集っていた。長年の教員生活において、彼らはどのような研究を行い、業績を残してきたのか。現代の日が抱えるエネルギー政策、経済政策の問題とは。そして若い経済学者になにを期待するか。ここに記録する。(構成/金子昂) 宮川 みなさん、日はお集り頂きありがとうございます。司会を務めさせていただきます学習院大学の宮川努です。今日は「日の産業と経済政策 ―― 過去、現在、未来」と題し、今年度かぎりで学習院大学を退職される岩田規久男先生、南部鶴彦先生の最終講義を行います。

  • SYNODOS JOURNAL : 地域の自然エネルギーを創り出す ―― case.1 小田原 古屋将太

    2013/2/289:0 ツイート 地域の自然エネルギーを創り出す ―― case.1 小田原 古屋将太 3.11後、縁あってシノドスでは自然エネルギーの取り組みに関する基礎的なアプローチを連載記事として発表させていただきました(光文社『日の難題をかたづけよう』所収「環境エネルギー社会への想像力と実践」)。当初は全6回の構想で書きはじめたものの、3.11後の日のエネルギーに関わる動向は目まぐるしく変化し、わたし自身もそのプロセスの片隅に身をおくなかで、最終回として考えていた「自然エネルギー人材育成」については執筆することができないままになっていました。 その背景としては、そもそも日で自然エネルギー政策や事業に取り組む人材を育成する場がほとんど存在していなかったことがあげられます。わたしの大学院修士時代(2005〜06年頃)を思い出してみると、格的に自然エネルギー政策や事業について学

  • SYNODOS JOURNAL : 社会運動は「戸惑って」いるのか? あるいは、「失われたもの」をどのように取り戻すのか? 田村哲樹

    2013/2/229:0 ツイート 社会運動は「戸惑って」いるのか? あるいは、「失われたもの」をどのように取り戻すのか? 田村哲樹 ■書の概要 書『社会運動の戸惑い――フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(山口智美・斉藤正美・荻上チキ)は、2000年代前半に起こった、男女共同参画政策とフェミニズムに対する「バックラッシュ」と呼ばれた保守系反フェミニズム運動の「具体像」(341頁)を明らかにしようとするものである。 著者たちによれば、これまでの女性学・ジェンダー学の研究において、実際の保守運動の調査は行われておらず、そうであるがゆえに、「バックラッシュ」を担う人々について「当て推量」で論じられてきた。その結果、それらの人々は「自分たちとは著しく異なる他者」(44頁)だというイメージが形成されてきた。 これに対して著者たちは、「バックラッシュ」を担った様々な地方の人々に対する

  • SYNODOS JOURNAL : デフレ脱却のための望ましい日銀人事とは 渡辺喜美(みんなの党代表)×飯田泰之

    2013/2/199:0 ツイート デフレ脱却のための望ましい日銀人事とは 渡辺喜美(みんなの党代表)×飯田泰之 2013年2月15日、日銀行・白川方明総裁が緊急会見を行い、3月19日付で日銀総裁を辞任することを発表した。日銀人事は安倍内閣が「アベノミクス」を実行する要となっている。次期日銀総裁・副総裁はどのような人が就くべきなのか。いま危惧されることとはなにか。みんなの党代表・渡辺喜美議員と経済学者・飯田泰之の対談をお送りする。(構成 /金子昂) ■公正取引委員会のポストに就くべきではない人物像 飯田 今日伺ったのはなんといっても日銀行に関する国会同意人事についてです。渡辺さん、さらにはみんなの党のお考えをお聞かせいただきたく思っています。 その前に、人事の前哨戦となる公正取引委員長人事の話から始めましょう。みんなの党は政府が提出した公正取引委員会の委員長の人事案に反対されていますが

  • SYNODOS JOURNAL : 生活保護基準引き下げについての「解説」 岩永理恵

    2013/2/129:0 生活保護基準引き下げについての「解説」 岩永理恵 ■なぜ「解説」か 来年(2013)度の生活保護基準改定の方針について、すでに結論は出され、「いまごろなにを言うのか」と思われるかもしれない。あるいは、「なにを言うのか」とすら思われないかもしれない。今回の生活保護基準をめぐる議論は、あまり世の注目をひかなかった。というより、昨年来、生活保護基準引き下げの風潮が強く、結論がみえている話という感じの雰囲気が広がっていた。 稿で「解説」したいのは、このような世の中の雰囲気と情勢のなかで政治的に保護基準が決まることと、これとは別に(もちろん関係は深い)繰り広げられる保護基準をめぐる「専門的な」議論の関係から、保護基準決定の仕組み、その欠陥についてである。「専門的な」議論とは、今回の場合では、2011年4月に第1回会合、2013年1月に報告書を提出した社会保障審議会生活保護

  • SYNODOS JOURNAL : 心優しい左派的な人たちこそ日銀に金融緩和を求めなければいけない理由 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト)

    2013/2/159:0 ツイート 心優しい左派的な人たちこそ日銀に金融緩和を求めなければいけない理由 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト) 『日人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)発売記念特別寄稿第三弾。 お陰様で拙著『日人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)が、発売7日で3刷決定、31,000部を突破しました。をご購入いただいた皆様、を広めていただいている書店員の皆様、制作と営業に携わっていただいている中経出版の方々、デザイナーさん、印刷所の皆さん、当にありがとうございます。この場を借りて、御礼申し上げます。まだ新聞広告を一も打っていない中での3万部突破で、皆さんにお買い求めいただいているための3 刷決定とのこと。書店員の皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 * * * 業がどうにも忙しく、池田信夫さん( http://bit.ly/XuFTFj)への