福井県立若狭高校の生徒が開発した宇宙食が、JAXAの正式な「宇宙日本食」として認証された。開発された宇宙食は「サバ醤油味付け缶」で、12年がかりで開発した成果がようやく実った形となった。 【こちらも】JAXA、「亀田の柿の種」を宇宙食に採用 JAXAはこれまで32品目の宇宙日本食を認証しているが、そのほとんどは大手食品メーカーが開発していた。高校生による宇宙食開発は初めてであり、今回認証された「サバ醤油味付け缶」は、早ければ2019年にも国際宇宙ステーション(ISS)に送られる可能性があるという。 若狭高校で宇宙食の開発が始まったのは、今から12年前のこと。2006年に旧小浜水産高校が、国際的な食品製造衛生管理基準である「HACCP(ハサップ)」を取得したことから、生徒の提案で始まったという。 今回認証された「サバ醤油味付け缶」には、小浜市田烏で養殖されたサバを使用しているという。味覚が鈍