可憐な美少女が衝撃の世界レコードを叩き出し、歴史的名馬への道を歩み出した。 第38回ジャパンカップ(11月25日、東京芝2400m、3歳以上GI)をクリストフ・ルメールが乗る1番人気のアーモンドアイ(牝3歳、父ロードカナロア、美浦・国枝栄厩舎)が、従来の記録を一気に1.5秒も短縮する2分20秒6のJRAレコードで優勝。これはサラブレッドがチャンピオンディスタンスで初めて2分20秒台に突入した世界レコードでもある。 3歳牝馬の勝利は2012年のジェンティルドンナ以来6年ぶり2頭目。ルメールは今年のJRA・GI勝利を「8」とし、自身の最多勝記録を更新した。これが今年199勝目。武豊しか到達していない年間200勝に王手をかけるなど、記録づくめの一戦となった。 アーモンドアイは最内の1番枠。国枝栄調教師は「あまり好ましくない。1コーナーでもみくちゃにされなければいいが」と渋い表情で語り、ルメールも