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ブックマーク / hasegawa.hatenablog.com (10)

  • Electronでアプリを書く場合は、気合いと根性でXSSを発生させないようにしなければならない。 - 葉っぱ日記

    そのうちもう少しきちんと書きますが、とりあえず時間がないので結論だけ書くと、タイトルが全てでElectronでアプリを書く場合は気合いと根性でXSSを発生させないようにしなければならない。 これまでWebアプリケーション上でXSSが存在したとしても、影響範囲はそのWebアプリケーションの中に留まるので、Webアプリケーションの提供側がそれを許容するのであればXSSの存在に目をつむることもできた。しかし、ElectronアプリでDOM-based XSSが一か所でも発生すると、(おそらく)確実に任意コード実行へとつながり、利用者のPCの(そのユーザー権限での)全機能が攻撃者によって利用できる。 そのため、Electronでアプリケーションを作成する開発者は気合いと根性でXSSを完全につぶさなければならない。 nodeIntegration:falseやContent-Security-Pol

    Electronでアプリを書く場合は、気合いと根性でXSSを発生させないようにしなければならない。 - 葉っぱ日記
  • セキュリティ・キャンプ全国大会2015資料まとめ - 葉っぱ日記

    セキュリティ・キャンプ全国大会2015の講義で使用された資料のまとめ。公開されていない講義が多いので、すべての講義資料があるわけではありません。随時追加。 高レイヤートラック Webプラットフォームのセキュリティ JavaScript難読化読経 HTTP/2, QUIC入門 SSL/TLSの基礎と最新動向 フレームワークに見る Web セキュリティ対策(これからのWebセキュリティ) これからのWebセキュリティ フロントエンド編 クラウドセキュリティ基礎 バグハンティング入門 解析トラック 仮想化技術を用いたマルウェア解析 講義内容 TOMOYO / AKARI / CaitSith ハンズオン(アクセス解析初級・中級) セキュリティ・キャンプ全国大会2015でのマルウエア分析講義(2015-09-10) チューター発表 「脆弱性をみつける」から「脆弱性をなくす」へ カーネル空間からのセ

    セキュリティ・キャンプ全国大会2015資料まとめ - 葉っぱ日記
  • ブラウザ上でMarkdownを安全に展開する - 葉っぱ日記

    不特定のユーザーが入力したMarkdownをブラウザ上でJavaScriptを使ってHTMLに変換するという場面においては、JavaScriptで変換してHTMLを生成するという処理の都合上どうしてもDOM-based XSSの発生を考えないわけにはいかない。かといって、MarkdownをパースしHTMLを生成するという処理すべてをXSSが存在しないように注意しながら自分で書くのも大変だし、markedやmarkdown-jsなどの既存の変換用のJSを持ってきてもそれらがXSSしないかを確認するのは結構大変だったりする。 そういった場合には、Markdownから生成されたHTMLをRickDOMを通すことで、万が一HTML内にJavaScriptが含まれていたとしてもそれらを除外し、許可された要素、許可された属性だけで構築された安全なHTMLに再構築することができる。さらに、そうやって生成

    ブラウザ上でMarkdownを安全に展開する - 葉っぱ日記
  • mXSS - Mutation-based Cross-Site-Scripting のはなし - 葉っぱ日記

    ここ数年、XSS業界の最先端で盛り上がっている話題として mXSS というものがあります。mXSS - Mutation-based XSS とは、例えば innerHTML などを経由してすでに構築されているDOMツリーを参照したときに、来のDOM構造とは異なる結果を得てしまい、そのためにHTML構造の破壊を引き起こすという類のDOM based XSSの亜種とも言えます。 mXSSに関しては以下の資料などが参考になります。 The innerHTML Apocalypse mXSS Attacks: Attacking well-secured Web-Applications by using innerHTML Mutations どちらの資料にも掲載されていますが、mXSSのきっかけとなったのは 「教科書に載らないWebアプリケーションセキュリティ(1):[これはひどい]IEの

    mXSS - Mutation-based Cross-Site-Scripting のはなし - 葉っぱ日記
  • 機密情報を含むJSONには X-Content-Type-Options: nosniff をつけるべき - 葉っぱ日記

    WebアプリケーションにおいてJSONを用いてブラウザ - サーバ間でデータのやり取りを行うことはもはや普通のことですが、このときJSON内に第三者に漏れては困る機密情報が含まれる場合は、必ず X-Content-Type-Options: nosniff レスポンスヘッダをつけるようにしましょう(むしろ機密情報かどうかに関わらず、全てのコンテンツにつけるほうがよい。関連:X-Content-Type-Options: nosniff つかわないやつは死ねばいいのに! - 葉っぱ日記)。 例えば、機密情報を含む以下のようなJSON配列を返すリソース(http://example.jp/target.json)があったとします。 [ "secret", "data", "is", "here" ] 攻撃者は罠ページを作成し、以下のようにJSON配列をvbscriptとして読み込みます。もちろ

    機密情報を含むJSONには X-Content-Type-Options: nosniff をつけるべき - 葉っぱ日記
  • XMLHttpRequestを使ったCSRF(補足編) - 葉っぱ日記

    XMLHttpRequestを使ったCSRF対策 - 葉っぱ日記を書いていて思ったけど、いまいちXHRを使ったCSRF(というかクロスオリジン通信)について理解されていないような感じだったので、ちょっと書いておきます。とりあえず日語のリソース的には、HTTP access control | MDN が詳しくて、それを読めばだいたい事足りるんで、あとはCSRFに関連しそうな話題だけ。 Q. そもそも「クロスオリジン」って何? スキーム、ホスト、ポートの3つの組み合わせが一致している場合を同一オリジン(same-origin)、いずれか一つでもことなる場合をクロスオリジン(cross-origin)と言います。つまり、XHRでドメインを超えて通信している場合は典型的なクロスオリジン通信となります。 Q. え? XMLHttpReuest って他のドメインにリクエストを発行できないんじゃ い

    XMLHttpRequestを使ったCSRF(補足編) - 葉っぱ日記
  • 私はいかにして様々なブラウザの脆弱性を発見したか - 葉っぱ日記

    先日、Twitterでどのように脆弱性を見つけるかに興味あるんだろうかと書いたら、意外に色々な人から反応があったので、これまでに自分が見つけた脆弱性のいくつかについてどういう経緯で見つけたのかちょっと書いてみます。 JVN#89344424: 複数のメールクライアントソフトにおける、添付ファイルによりメールクライアントソフトが使用不能になる脆弱性 これは、添付ファイル名にUnicodeの円記号を含めておくと、メーラ側でShift_JISに変換する際にバックスラッシュに変換されてしまって想定外のディレクトリに添付ファイルが展開されてしまったり、あるいは「©on」のような名前のファイルを添付しておくことでShift_JISに変換してCONというファイルを開こうとしてメーラが固まってしまうという問題です。これは、私自身が文字コードの問題について調べ始めた初期段階で、Unicodeからの変換で問題

    私はいかにして様々なブラウザの脆弱性を発見したか - 葉っぱ日記
  • JSONのエスケープをどこまでやるか問題 - 葉っぱ日記

    Ajaxなアプリケーションにおいて、サーバからJSONを返す場合に、JSON自体はvalidであるにも関わらず、(IEの都合で)エスケープが不足していて脆弱性につながってる場合があるので、書いておきます。 発生するかもしれない脆弱性 JSONのエスケープが不足している場合に発生する可能性のある脆弱性は以下の通りです。 JSON内に含まれる機密情報の漏えい XSS それぞれの詳細については後述します。 開発側でやるべきこと 文字列中のUnicode文字は "\uXXXX" な形式にエスケープするとともに、ASCIIな範囲であっても「/」「<」「>」「+」も同様にエスケープすることにより、前述の脆弱性を防ぐことができます。 Perlであれば、以下のような感じになります。JSON->ascii(1) に続けて、JSON文字列を正規表現で置換しているあたりがキモになります。 use utf8; u

    JSONのエスケープをどこまでやるか問題 - 葉っぱ日記
  • 1分でわかる「X-ナントカ」HTTPレスポンスヘッダ - 葉っぱ日記

    最近のモダンなWebブラウザがサポートしている、セキュリティに関連しそうな X- なHTTPレスポンスヘッダをまとめてみました。それ以外にもあったら教えてください。 X-XSS-Protection 0:XSSフィルタを無効にする。 1:XSSフィルタを有効にする。 XSSフィルタを有効にすることでエンドユーザがXSSの被害にあう可能性が低減するが、まれに誤検知することで画面の表示が乱れることもある。IE8+、Safari、Chrome(多分) で有効。IEでは「X-XSS-Protection: 1; mode=block」という指定も可能。 2008/7/2 - IE8 Security Part IV: The XSS FilterBug 27312 – [XSSAuditor] Add support for header X-XSS-Protection X-Content-Ty

    1分でわかる「X-ナントカ」HTTPレスポンスヘッダ - 葉っぱ日記
  • X-Content-Type-Options: nosniff つかわないやつは死ねばいいのに! - 葉っぱ日記

    2011-01-06: IE8ということを追記 & ちょっと間違いを修正。あけましておめでとうございます。 年明け早々ですが、Internet Explorerの話題です。IEはご存じの通り、Content-Type だけでなくコンテンツの内容なども sniff することでファイルタイプを決定しているため、画像ファイルやテキストファイルをHTMLと判定してしまい、クロスサイトスクリプティングが発生することが昔からたびたび報告されていました*1。現在は幾分マシになったとはいえ、IEのファイルタイプの判定アルゴリズムは非常に難解であり、現在でも状況によってはWebサイト運営者のまったく意図していないかたちでのXSSが発生する可能性があったりします。そういうわけで、IEがコンテンツを sniff してHTML以外のものをHTML扱いしてしまうことを防ぐために、動的にコンテンツを生成している場合に

    X-Content-Type-Options: nosniff つかわないやつは死ねばいいのに! - 葉っぱ日記
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