並行在来線、知事が表明 2014年度末までの北陸新幹線(長野―金沢)開業に伴い、JR西日本から経営分離される並行在来線について、石井知事は1日、石川県側は金沢駅(金沢市)まで、新潟県側は糸魚川駅(新潟県糸魚川市)までの運行を検討していることを明らかにした。北陸線の運転区間を巡っては、新潟県の並行在来線会社が取締役会で富山県側は泊駅(朝日町)までの運転を了承している。 黒部市で開かれた知事と県民によるタウンミーティングで質問に答えた。石井知事は、「利用者が少ないからと言って、県境ですぱっと切るわけにも行かない。互いに乗り入れるよう新潟県と相談している」と説明。また、県境駅での折り返しは設備的に難しいため、富山、新潟両県の会社は、それぞれ規模が比較的大きい糸魚川、泊両駅までの運行が現実的となっており、石井知事は「(県境を越える利用者の)不便にならないようにしたい」と語った。 タウンミーティング