佐久青年会議所(佐久市)は7月17日、独自の「サバイバル登山」を実践している登山家、服部文祥(ぶんしょう)さん(42)=横浜市=の講演会を佐久市で開く。テントや燃料を持たず、ほぼ自給自足の長期山行に挑んでいる服部さんが、自然と人間の関わりなどを語る。会場の子どもたちとのやりとりも予定している。 服部さんは横浜市出身。世界第2位の高峰K2(8611メートル)を登頂するなど国内外で活動。1999年から、「どこまでも自分の力で登りたい」と山奥に分け入り、イワナを釣ったり山菜を採ったり、時にはカエルやヘビを食べながら、長くて1回1カ月ほどとなる山行を始めた。ここ数年は猟銃による狩猟も取り入れている。 活動を知った同会議所のメンバーが「子どもも大人も、電気や食べ物が当たり前にある生活を考えるきっかけになれば」と講演を依頼。今月16日には、同会議所メンバーら7人が、講演で使う映像の撮影も兼ね、服部さん