この本の著者キャサリン・メイヤーさんは、トレッキングや川下りを愛するキャリア豊なアウトドアライターです。自然を楽しむ人たちにとって、もっともデリケートでシリアスな問題がトイレのことであると、私たちに隠すところなく教えてくれました。この本は、環境問題の視点から、野外での排泄の歴史、野外での排泄の具体的方法論、女性特有の深刻な問題、排泄が自然環境に及ばす影響などを、キャサリンさんの体験談を交えて、まじめに、かつユーモラスに書いたものです。そして、日本語版では、世界中を駆けめぐる冒険家にしてこの本の翻訳者、近藤純夫さんの書下し体験エッセイを加えました。思わず、ニヤリとしてしまうような切実な出来事の数々。きっと、読者のみなさんにも一度や二度は覚えがあるはずです……。(表紙カバーの紹介文より) 1942年ニューヨーク生まれ。東西両海岸で成長期を過ごす。幼い頃より自然とアウトドアスポーツ、特にカヌーの