『テスト駆動開発をやめて、なお残すべき習慣とは』連載が完結しましたので、ここまでの記事を今一度まとめてみました。是非連載を通して読んで、TDDという名前やプラクティスに囚われない、残すべき習慣、やるべき振る舞いを今一度学び、確認してみてください。 見落とした回があるかもしれません。是非チェックしてください!!
前回は、スクラムでは語られていない「内部の質」について踏み込んで話が弾みました。そして今回は、いよいよ「エンジニアの生き生き」とは何かについて話が進みます。 エンジニアの「生き生き」とは何か?懸田:次の話題ですが、「エンジニアは生き生きしないと」「エンジニアで生き生きって何だよ」というところを少し聞きたいなと思うんですけれども。どうですかね?言い出しっぺの家永さん?(笑) 家永:言い出しっぺ(笑)僕の開発の現場で見たシーンで最初に思い出すのが、これは僕の(会社で)できるエンジニアでワタナベさんという人がいるんですけど、誰かと一緒にステップバイステップでリファクタリングをやってみせるというのをやったんです。その隣の人の感想がすごく印象に残っていて「心が浄化されました。」ということを、すごい笑顔で言っているシーンがあったんですね。それってコードと自分の距離感というか関係性に変化があったというこ
ヘロヘロスクラムを見かける話懸田:さて、次の話題がたぶんテーマの根幹だと思うんですけど、そこらへん少しお願いします。 和田:ブログエントリーで一個ずつタイトル並べたみたいな感じですね。じゃあトピック「スクラムは広まったがコードや設計がダメだとエンジニアは生き生きしないのではないか?」。 家永:これはいわゆるファウラーの所のヘロヘロスクラムとかっていうキーワードですね。 和田:角さんが訳したやつ。 家永:和訳があるので、知られてはいるんだけれども、実際僕がアジャイルコーチというポジションで入ると、期待されるところの最初はまずはプロセス面を見るというところがあって、コードまで見るという機会が逆に離れてしまっている。プロセス部分にもまずフォーカスが当たるんだけれども、実際にもう一歩踏み込んでコードを見てみると、「これ大丈夫か!?」とドキッとする機会が何度もある。例えば、僕は(Ruby on)Ra
和田:そうですね。 家永:もうちょっと大きめのものをリファクタリングして、下手したらリライトぐらいの勢いのものを、みんなリファクタリングという。 和田:それリファクタリングという言葉の受容のされ方が何か変わってきたというか。 家永:だんだん変わっちゃって。 和田:単なる作り直しをリファクタリングと呼んでいる、それはある。 家永:ちょっと何だかなあという感じ。「えっ!?」と、ドキッとする事があります。 和田:それはありますね。テスト無しで変更するのをリファクタリングと呼んだりとか。 家永:全てテストのないのを、せめて全部とは言わないけど手動の動作確認をしないんだと。 和田:そうなっちゃうとただの書き直しですね。ファウラーのリファクタリングのステップというのは、だいぶ忘れられかけている。スモールステップみたいなやつがスキップされがちなのは、良い面と悪い面があるね。 和田:良い面というのはリファ
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