公式発表「送電線からの受電停止」 正確な報道をするためには、肝心の四国電力の発表を確認する必要があるのだが、公式の発表では「18万7千V送電線からの受電停止」という文言だけで「電源喪失」という報告はない。 この図と説明からして、メインの送電線とは別の予備系統があり1号機と2号機は数秒で切り替え受電再開、3号機は先にディーゼル発電機が作動したが10秒後にはこちらも予備系統の送電線から受電開始している。これを東日本大震災で発生した福島第一原発事故と同等の「全電源喪失」とした東京新聞の報道は完全に間違っていることがわかる。また、非常用の蓄電ではなく予備系統やディーゼルに切り替えができていることから「全交流電源喪失」という表現も不適切と思われる。 1月29日追記:27日付けで四国電力から続報があり、当サイトの指摘通り全電源喪失どころか全交流電源喪失も発生していなかったとのこと 資料:伊方発電所 1