能登半島地震で変圧器などが壊れる被害を受けた石川県志賀町にある志賀原子力発電所が地震の発生以降初めて報道関係者に公開されました。 志賀原発では能登半島地震の際、1号機の原子炉建屋の地下2階で震度5強相当の揺れを観測しました。 北陸電力は7日、地震の発生以降初めて被害を受けた設備などを報道関係者に公開しました。 このうち、外部から電気を受ける際に使う2号機の変圧器は、配管などが壊れておよそ1万9800リットルの油が漏れ出し、一部が海に流出したとみられています。 故障の様子などはすでに確認できなくなっていましたが、この影響であわせて3系統5回線ある送電線のうち、1系統2回線が今も使えなくなっています。 北陸電力は補修を進めていますが、さらに詳しい調査を行うため、いまのところ復旧のめどは立っていないということです。 ただ、別の系統や非常用電源も確保しているため、使用済み核燃料を保管するプールの冷