動画投稿サービス「ニコニコ動画」(ニコ動)による年に1度のイベント「ニコニコ超会議3」が26、27の両日、千葉市・幕張メッセで開かれた。 今回の大きな目玉は相撲。地方巡業さながらの取組や催しが、コスプレ少女らでにぎわう空間に出現した。 近くにはコンピューターとの対戦で話題となった囲碁将棋のブースも。 ネット世代の若者とは縁のなさそうな伝統文化がなぜ、そこにあるのか。 (中略) 伝統文化といえばニコ動で最も成功したのが将棋だ。 棋士がコンピューターと対戦する「電王戦」は「人間VS.機械」という物語性もあり、人気は年々上昇、3回目となる今年の最終戦のアクセス数は63万に及んだ。 日本将棋連盟理事の片上大輔六段は「将棋そのものの若者への認知と同時に、棋士の認知度が上がった」 と話す。加藤一二三九段が民放局のバラエティー番組に出演しているように、ネットで「キャラ化」 された複数の