1日はメーデーです。全国各地で労働組合が集会を開き、すべての労働者の賃上げの実現や社会保障の充実を訴えました。 このうち東京・渋谷区の代々木公園で開かれた全労連の中央メーデーには、全労連の発表でおよそ2万7000人が参加しました。 全労連の大黒作治議長は「安倍政権が進めようとしている雇用改革は、働く人の権利を侵害して大企業にもうけさせるものだ。若者や女性の半数が非正規雇用で働いている実態や格差と貧困は解消されない」と訴えました。 集会では、消費税が増税されて生活費が上昇しているとして、一部の大企業だけでなくすべての労働者の賃上げを実現することや長時間労働の解消、それに社会保障の充実などを求めるメーデー宣言を採択しました。 集会に参加した30代の看護師の女性は「人手不足が深刻で長時間労働になっています。子どもを保育園に預けて仕事をしていますが、このままだと安心して働き続けることができません」