また、追加緩和決定後に金利が低下するのではなく、反発へ向かうことが最近は多くありました。 「資料2」は、「QE1(量的緩和第1弾)」「QE2(量的緩和第2弾)」と米国の長期金利の関係を見たものですが、「QE」が実際に始まると長期金利はむしろ上昇へ向かっています。 こういったことから改めて気づかされるのは、FRB(米連邦準備制度理事会)は長期金利をコントロールできないということでしょう。これは、まったく金融の常識なのですが、意外と忘れやすいものでもあります。 政策金利の変更によって、短期金利に及ぼす中央銀行の影響力は絶対的なものがあります。しかし、長期金利を決めるのは中央銀行ではなく、景気と物価ということなのです。 ■今回のFOMCで、米金利は低下の限界が確認される 今回、「QE3」とともに注目されているツイストオペが実施されたのは、今から50年前にもなる1961年で、ケネディ政権時代のこと
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