日本最大の繁華街、東京都新宿区歌舞伎町にある区立大久保公園周辺では、路上売春をする若い女性の姿が目立つ。警視庁保安課は昨年4月、路上に立つ女性を減らすため、専門の相談員を新たに配置。自治体と連携し、支援する取り組みを始め、1年が経過した。 4月中旬の午後8時ごろ、街灯が照らす公園前の歩道には20歳前後の若い女性20人以上の姿があった。スマートフォンに視線を落としながら客を待ち、話し掛けられると金額などの交渉を始める。少し離れた場所で物珍しげに様子をうかがう見物客も。近年、SNSやユーチューブで女性らの存在が取り上げられ、多くの人が集まるようになった。 警視庁によると、女性たちが路上に立つ理由は、ホストクラブに通うためだったり、風俗の仕事の合間に稼ぐためだったりとさまざまだ。 生活が困窮して住む家を失い、ネットカフェを転々としたり、家族や友人との関係が希薄で頼る人がいなかったりする女性も少な
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