インドネシアにおける虐殺を、加害者にもう一度“演じさせる”という手法で世界に衝撃を与えたドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』の続編映画『ルック・オブ・サイレンス』が2015年7月4日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開される。 60年代インドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺の加害者たちを描いた前作の続編となる今回は、同じく1965年の軍事クーデター(9・30事件)をきっかけにおこった100万人規模の大虐殺で、兄を殺害されたアディを中心に描かれる。加害者たちが虐殺行為を誇らしげに語る映像を見て、自ら「兄を殺した加害者たちに直接会って、責任を問いたい」と監督に提案。恐怖の中で50年も強いられてきた沈黙を破ろうとするアディがそこで見たものは。 前作に引き続いて監督が問う、私たちの悪の正体。世界の映画祭を席巻し、前作を上回るペースで現在30冠獲得している今