柔道の女子選手15人が園田隆二・全日本女子前監督らによる暴力行為を告発した問題で、日本オリンピック委員会(JOC)は8日、五輪競技の加盟団体に聞き取り調査を行った結果、31競技団体(全日本柔道連盟と加盟資格停止中の日本クレー射撃協会を除く)すべてが、日本代表クラスの選手、指導者などの間で暴力行為やパワーハラスメントなどはないと回答したと発表した。 調査は7日から2日間、行われた。福井烈・JOC強化担当理事らが、夏季競技は2008年の北京五輪後から12年ロンドン五輪までの間、冬季競技は10年のバンクーバー五輪以降、選手や指導者らの間で暴力行為やパワハラなどがなかったか、それらの行為を防止するため何をしているかを聞いた。この結果、すべての団体が暴力行為などはなかったと回答。防止策については、「倫理委員会を設置する」「パワハラ・セクハラ撲滅運動をする」という団体があった一方で、「特に何もしない