共産党の小池晃書記局長は22日、京都市内で記者団の取材に応じ、立憲民主党の泉健太代表が9条を含む改憲について憲法審査会の開催を容認する考えを示したことに対し、「9条を守ることは野党共闘の原点。看過しがたい発言だ」と批判した。 小池書記局長は、野党共闘の枠組みは「9条を守り、9条改憲の議論をしないことを、この間、野党と市民連合が繰り返し確認してきた」と指摘。「立憲主義は立民党の原点でもあるはずで、果たしてどうなのか、疑問を持たざるを得ない」とし、「(泉代表に)発言の意図を確認したい」と語った。 泉代表は21日、東京都内の講演で「憲法9条も集団的自衛権をフルで認めるのは問題があると思っているので、必要があれば憲法審で議論すればいい」と発言。改憲に前向きな日本維新の会とも「実はそれほど差がない」との認識を示していた。