通信技術の進化でも変わらないしくみ 今を去ること20数年前,某システムインテグレータで仕事をしていた筆者(編集)はポートという概念に出会って感動しました。その当時は,コンピュータはモデムで通信すること主流で,パソコン通信のほうが流行ってました。そんな時代です。 そのときの仕事の内容と言えば,UNIXマシン(サーバ)をLANにつないで,コミュケーションサーバというRS232Cコネクタが5~6個くらいあるマシンも同じくLAN接続してシステムを作るというもの。そこに外部からモデムで通信テストをするのが筆者の仕事でした。先輩社員からHOSTS.TXTの内容を口頭で受け,静的なIPアドレスとマシンを紐付けている理由などを聞いていました。その中でモデムという別媒体からデータを乗せ替えるところがポートである,つまり港で船からトラックに載せかえて荷物を受け取っていく,そんなイメージの説明でした。筆者はそこ
![ネットワーク技術がなぜわかりにくいのか――ポートとソケットの物語:新刊ピックアップ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/68aae6d53d522a97d6a8cc516a5b10080a272cf1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.gihyo.co.jp%2Fassets%2Fimages%2Fogp%2F2016%2F9784774185705.jpg)