総務省の二宮清治総合通信基盤局長(右)から行政指導の文書を受け取るNTTドコモの井伊基之社長=東京都千代田区の総務省で、2021年11月26日午後0時47分、村尾哲撮影 総務省は26日、携帯電話の大規模な通信障害を10月に起こしたNTTドコモに対し行政指導し、再発防止策の徹底などを求めた。同じような事故が発生しないよう、KDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの3社にも緊急点検を実施する。 同省内で行政指導の文書を受け取ったドコモの井伊基之社長は記者団に対し「改善措置を具体的に進めている」とした上で、事故原因となったサーバーの切り替え工事を来年春に改めて実施する考えを示した。 通信障害は10月14日午後5時ごろに全国規模で発生。影響範囲は音声通話とデータ通信で延べ1290万人以上に及んだ。原因はタクシーや自動販売機に搭載された電子決済用通信機器(IoT)のサーバー切り替え工事の不具合で