超重要なところは太字になっている…独裁者スターリンが初自著に記した"恐怖の一文" 70年前の日本人も熱中して読んだ

旧ソ連の最高指導者、スターリンは29年間にわたって独裁者であり続けた。作家の佐藤優さんは「彼はどうやって権力を維持したのか。その答えは最初の著作『レーニン主義の基礎』を読み解くと見えてくる」という——。 ※本稿は、佐藤優『危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ』（SB新書）の一部を再編集したものです。 29年間、スターリンが独裁者であり続けたワケ 29年間にわたってソビエト連邦の最高指導者を務めたヨセフ・スターリンが1923年に発表した『レーニン主義の基礎』は、かつて世界の共産主義運動に多大な影響を与えた、世界的なベストセラーだ。 1937年に撮影されたスターリンの写真の一部を切り取ったもの。オリジナルの写真では、左にモロトフ、右にボロシロフが写っている。（写真＝Unknown creator／public domain／Wikimedia Commons） 70年前の日本人もみんな

[nagaichi]

スターリンを擁護する気は全くないが、本来「プロレタリアート独裁」は「ブルジョア独裁」（少数者階級による支配）に対する多数者階級による支配を意味していたということは付言しておきたいな。