アメリカの中西部にいると想像してください。 あなたは温かいそよ風が集まってくるのを感じます。そして、雲の壁があなたに向かってズンズン接近してきます。風の勢いはどんどん強くなり、雷雨も加わります。更に、驚くほどの風が襲ってきます。あまりにもスゴイ風と雨は納屋も破壊してしまいました。 そう。これが「デレーチョ」(Derecho)なんです。 デレーチョ(Derecho)は嵐の1種で、スペイン語で真っすぐなものという意味。なぜなら風と雷雨が一直線にゴゴゴゴゴっと進んでいくから。そして、デレーチョは6月ごろから7月いっぱいぐらいまでアメリカで頻繁に発生するんです。しかも、夜も昼も関係なく突然訪れます...。こんなものが自分の家に迫ってくるなんて、6月と7月は、おちおち眠れないんじゃないかなぁ。 映画のワンシーンみたいですけど、本当の写真なんですよ。出来れば遭遇したくないと、誰もが思うデレーチョは、ア