Flask にはエラーハンドラという機構がある。 これは Web アプリケーションの中でハンドルされなかった例外を HTTP のレスポンスに変換するというものだ。 つまり、どれだけ呼び出しの深い場所にいてもエラーが起こったときには例外さえ上げればクライアントに適切なレスポンスが返るという便利な仕組み。 同様の機構は、他の Web アプリケーションフレームワークでも JAX-RS (Java) の例外マッパーや Pyramid (Python) の例外ビューとして見られる。 今回はその便利なエラーハンドラについて書いてみる。 まずは何はともあれ Flask をインストールする。 $ pip install flask 最初のサンプルコードは 404 エラーをレスポンスに変換するというものだ。 エラーハンドラが登録されていない場合はデフォルトのエラーメッセージが HTML で返ることになるが、