NumPy や SciPy をはじめとする科学計算ライブラリは機能が豊富なだけでなく、インタプリタ言語とは思えないほど非常に高速に動作します。それもそのはずで、ソースコードを読めばわかるとおり、内部の実装においては C や Fortran といったコンパイル言語で書かれた枯れた機能を利用しています。 これらにならい Python や Ruby などで定期的に何度も呼び出す計算のうち、汎用性のあるものについては C/C++ といったコンパイル言語を利用して拡張機能として記述すると効率的になります。メリットとデメリットは次の通りです。 メリット … その部分の処理が数十倍以上と高速になる デメリット … C/C++ の実装に依存し可搬性を失う、実装が複雑になる プロトタイピングの一環としてあとで C/C++ で実装する前にインタプリタ言語を利用する場合においても、ライブラリの部分を C/C++
