ブックマーク / realsound.jp (14)

  • 【誕生日】 漫画家・矢口高雄 人気イラストレーター・Ixy「AIが絵を描く時代だからこそ釣りキチ三平に学ぶべき」

    10月28日は漫画界に数多くの功績を遺した矢口高雄の誕生日である。2020年に81歳で亡くなった矢口は『釣りキチ三平』など雄大な自然を舞台にした漫画を描き、その卓越した画力は現在でもTwitterなどSNSで賞賛されている。そんな矢口の絵から大きな影響を受けたと語るのが、ライトノベルイラストを数多く手がけ、Twitterのフォロワー数が約60万人という人気イラストレーターのIxyだ。ポップなテイストを持ち味とするIxyと矢口高雄の絵は、一見すると共通点がないように思えるのだが、どんな影響を受けているのか。気になった筆者はIxyに単独インタビューを敢行。リスペクトの精神に溢れる想いに迫ってみた。 『釣りキチ三平』65(講談社) 矢口高雄が描くキャラの魅力に脱帽 ――イラストレーターのIxy先生が矢口高雄先生のファンと聞いて驚いています。同様に驚かれた読者も多いと思いますが、作品との出合いは

    【誕生日】 漫画家・矢口高雄 人気イラストレーター・Ixy「AIが絵を描く時代だからこそ釣りキチ三平に学ぶべき」
  • シティポップ(再)入門:寺尾聰『Reflections』 “奇跡の年”に生まれた名実ともにシティポップの頂点

    国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく企画だ。毎回1曲及びその曲が収められているアルバムを取り上げ、歴史的な事実のみならず聴きどころについても丁寧にレビュー。

    シティポップ(再)入門:寺尾聰『Reflections』 “奇跡の年”に生まれた名実ともにシティポップの頂点
  • 藤本タツキ×林士平が語る、漫画家と編集者がタッグを組む意味 「ひとりで描いてるようで、そうではない」

    「次世代のスター漫画家」を発掘するために、「少年ジャンプ+」が創設した新漫画賞「MILLION TAG」(https://sp.shonenjump.com/p/sp/million-tag/)が、いま注目を集めている。同賞は、選考を経て選ばれた新人漫画家が、集英社の漫画編集者と6組の「タッグ」を組んで、4つの課題に挑むというもの。 その過程は、バトルオーディション番組として配信され、優勝者には、賞金500万円、「少年ジャンプ+」での連載、作品のコミックス化、1話分相当のアニメ化が確約されている(賞金額も、漫画賞としてはかなり高額だ)。 なお、現在、「MILLION TAG」は優勝者を決めるためのラストスパートに入っており、ますます目が離せない状態である。そこで今回、同賞に参加している編集者のひとりである林士平氏(「少年ジャンプ+」副編集長)と、同賞の最終課題審査員を務める漫画家の藤タツ

    藤本タツキ×林士平が語る、漫画家と編集者がタッグを組む意味 「ひとりで描いてるようで、そうではない」
  • 早くも2021年ベスト級のラノベ登場? 『ダンまち』輩出のGA文庫大賞、金賞作品がすごい

    大森藤ノによる『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を送り出したライトノベルの新人賞「GA文庫大賞」は、スニーカー大賞やファンタジア大賞、電撃小説大賞と比べて歴史は半分に満たないが、読ませるライトノベルを見つけることにかけては負けていない。 最新の第12回GA文庫大賞で金賞となった2作、宇佐楢春『忘れえぬ魔女の物語』と小田一文『貴サークルは“救世主”に配置されました』は、共に独創性にあふれた設定や展開で、1月刊行ながら早くも2021年のベストに推したくなる出来だ。 谷川流の『涼宮ハルヒの憂』シリーズを原作にしたテレビアニメで、夏休みの2週間を描いたエピソードが、8回にわたって繰り返された「エンドレスエイト」に覚えた困惑が、蘇ってくる作品とでも言おうか。『忘れえぬ魔女の物語』のことだ。 『忘れえぬ魔女の物語』(GA文庫) 高校生になった相沢綾花は、入学式の日に同級生の稲葉未

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  • 『キノの旅』が20年間、愛され続けてきた理由とは? ライトノベル週間ランキング

    ライトノベル 週間ランキング(2020年11月9日~2020年11月15日・Rakutenブックス調べ) 1位『ソードアート・オンライン25 ユナイタル・リングIV(電撃文庫)』川原礫、abec KADOKAWA 2位『青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない 11(電撃文庫)』鴨志田一、溝口ケージ KADOKAWA 3位『涼宮ハルヒの直観 12(角川スニーカー文庫)』谷川流、いとうのいぢ    KADOKAWA 4位『神様の御用人9(メディアワークス文庫)』浅葉なつ KADOKAWA 5位『新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち(1)(電撃文庫)』佐島勤、石田可奈 KADOKAWA 6位『かくりよの宿飯 十一 あやかしお宿の十二ヶ月。(11)(富士見L文庫)』友麻碧、Laruha KADOKAWA 7位『Re:ゼロから始める異世界生活25(MF文庫J)』長月達平、大塚真一郎 KA

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  • 『魔入りました!入間くん』が子どもから大人まで愛されるワケ 鈴木入間の視点で見る、未知の世界の面白さ

    『週刊少年チャンピオン』で連載されている、『魔入りました!入間くん』(秋田書店)は、子どもから大人まで楽しめる作品だ。NHKで放送されたアニメも好評で、続編の放送が決定している。魔界ファンタジーと学園青春ストーリーという2つの王道的要素が合わさった作品が広く愛される理由とは。 主人公、鈴木入間は人間の身でありながら、両親によって悪魔であるサリバンへと売り渡される。独り身のサリバンは、友人らの孫自慢が羨ましく、入間を孫として引き取ったのだった。魔界に移り住み、悪魔の学校へ通うこととなった入間であるが、両親に放任されていたために培った、サバイバル能力と危機回避能力を駆使してクラスメイトとともに成長する姿が描かれている。 悪魔の学校を舞台にした入間とその周りの成長譚 ※以下、ネタバレあり 『魔入りました!入間くん(1)』(秋田書店)表紙 『魔入りました!入間くん』は、魔術を使う悪魔が暮らす魔界が

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  • “悪役令嬢もの”はアニメでも一大ジャンルへと成長するか? 『はめふら』に見るTVアニメの変化

    インターネットの発達と共に、アニメ業界も大きな変化を遂げている。Netflixなどの定額制動画配信サービスによってTVアニメが全世界でほぼリアルタイムで楽しめるようになり、YouTubeでは無料で放送されているアニメシリーズも登場しているほか、個人製作の短編アニメ作品を流すことも可能となり、誰でも気軽に発表することができるようになった。また原作ものを扱うことが多い日のTVアニメにおいて、ネット小説の流行により新しいジャンルが流行の兆しを見せている。今回は『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下『はめふら』)から、TVアニメの変化について考えていきたい。 日のTVアニメは『鉄腕アトム』の時代から、原作となる漫画作品の知名度向上や、おもちゃメーカーの製作するグッズの販促としての側面があった。近年はおもちゃやソフトが売れづらい時代と言われているものの、『鬼滅の刃

    “悪役令嬢もの”はアニメでも一大ジャンルへと成長するか? 『はめふら』に見るTVアニメの変化
  • 悪役令嬢ものの変化球? 『外科医エリーゼ』人気の秘密を探る

    現在放送中の、アニメ版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下『はめふら』)が好評だ。原作はWeb小説で、「一迅社文庫アイリス」から少女小説として出版され、『月刊コミックゼロサム』でコミカライズもされている。(関連記事:アニメ版『はめふら』、原作ファンも虜にする魅力 メディアミックス成功のポイントは?) コミック版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』1巻 女性向け小説で人気のある「悪役令嬢もの」だが、TVアニメに進出したことで性別を超えて認知度も上がり、ジャンル自体への注目が高まっているようだ。まずはそのジャンルを築いてきた、代表的な作品を振り返ってみよう。 コミック版『悪役令嬢後宮物語』1巻 タイトル自体に「悪役令嬢」を打ち出した『悪役令嬢後宮物語』が2012年。架空の西洋風世界を舞台に、(いわゆる「現代からの異世界転生」ではなく)「

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  • 虚淵玄は2010年代を代表する作家の1人に ロボットアニメ『OBSOLETE』の感嘆すべきロジック

    2019年12月3日、YouTube Originalsアニメ『OBSOLETE(オブソリート)』シーズン1のエピソード1〜6が配信開始された。 作が初のシリーズ作品となる武右ェ門が制作、同じくシリーズ作品を手掛けるのは初めてとなるCGデザイナー出身の山田裕城が監督を務める作。原案・シリーズ構成を手掛けるのが、2010年代を代表するアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を送り出した虚淵玄だ。 作の主役は、体長2.5mという、人が乗り込む二足歩行メカとしては極限までにリアルな寸法のロボット「エグゾフレーム」。エピソード1では2023年を舞台に、軍用輸送機に搭載された米軍海兵隊仕様のエグゾフレーム「トード」が、ジャングルへ解き放たれ、そのまま戦闘に雪崩れ込む。世界に冠たる米軍の最新兵器として描かれるエグゾフレーム「トード」は、その圧倒的攻撃力で目標の陣地を制圧するが、謎の部隊=アウトキャスト・

    虚淵玄は2010年代を代表する作家の1人に ロボットアニメ『OBSOLETE』の感嘆すべきロジック
  • 花澤香菜、区切りの年で打ち出した今とこれからの表現「自分が思ってることを全部出してる」

    花澤香菜が5作目となるニューアルバム『ココベース』をリリースした。昨年のシングル『春に愛される人に私はなりたい』『大丈夫』に続き、佐橋佳幸が全面プロデュースに携わった作。注目は多彩な作家陣だろう。水野良樹(いきものがかり)、槇原敬之が作詞作曲を手掛けたシングル2曲だけでなく、「マイ・ソング」は山内総一郎(フジファブリック)が、「おとな人間」は橋絵莉子(元チャットモンチー)が、「パン」は浜野謙太(在日ファンク)が、「ミトン」は作曲を岡村靖幸、作詞を大貫妙子が手掛けている。他にもOKAMOTO’Sやザ・クロマニヨンズの真島昌利といった豪華なメンツが並ぶ。 結果、ロックテイストの強い一枚となった作。その制作の裏側、そしてアルバムに込められたメッセージについて、花澤香菜と佐橋佳幸それぞれに話を聞いた。(柴那典) 花澤香菜 インタビュー 筋が通ったものになった ーー最初に作曲家陣のラインナップ

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  • 『有吉ぃぃeeeee!』総合演出が語る“テレ東らしいゲームバラエティ作り”「放送からどんどんはみ出ることを」

    『有吉ぃぃeeeee!』総合演出が語る“テレ東らしいゲームバラエティ作り”「放送からどんどんはみ出ることを」 毎週日曜日の22時より放送中のバラエティ番組 『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)。芸能界きってのゲーマー・有吉弘行が、タカアンドトシ、アンガールズの田中卓志らと共に毎回様々なタレントの自宅を訪れ、eスポーツゲームで対戦するもので、ゲーム番組とバラエティ番組の両軸で視聴者を楽しませている。演者たちのゲームの腕前も成長し続けるうえ、プレイ動画をTwitchやYouTubeで公開するという、かつてない形の番組であることから、ゲームファン・お笑いファンからも高い評価を得ている番組だ。 前回は番組の仕掛け人であるプロデューサー・平山大吾氏を直撃したが、今回はインタビューシリーズの第二弾として、総合演出を務める岩下裕一郎氏を取材。『やりすぎ都市伝説』

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  • 姫乃たま、大谷能生に“批評の原理”を聞く「書き言葉は現実と距離を取ることができる」

    音楽のプロフェッショナルに聞く」第3回目は、音楽家であり批評家の大谷能生さんを講師にお招きして、音楽批評について伺っていきます。 批評と言うと辛口な批判のことだと思われたり、個人的な感想になっていたり、もはやただの悪口だったり……。 批評ってなんだろう。どうして、どうやって、批評を書くのだろう。 音楽を取り巻く複雑な環境を批評で縦断してきた大谷能生さんに、言語の成り立ちに立ち返って、基礎から批評について教えてもらいます。(姫乃たま) 批評は書き言葉でのみできる――書き言葉と喋り言葉の違い 姫乃たま(以下、姫乃):まず全体的な話からですが、音楽批評ってなんでしょう? 大谷能生(以下、大谷):えーと、とりあえず「音楽」と「批評」の二つに分けてから考えたいんですが、僕の場合、「批評」っていうのは書き言葉でのみできることっていうことを考えてます。話し言葉、喋ることではできないことっていうか。 姫

    姫乃たま、大谷能生に“批評の原理”を聞く「書き言葉は現実と距離を取ることができる」
  • PC版『DIVISION 2』、SteamではなくEpic Gamesストアで販売 クリエイターサポートも適用に

    PC版『DIVISION 2』、SteamではなくEpic Gamesストアで販売 クリエイターサポートも適用に 昨年12月、人気バトルロイヤルゲーム『Fortnite(以下、フォートナイト)』を開発・配給するEpic Gamesが自ら運営するゲームストアを立ち上げた。そして、ストア立ち上げから1ヶ月ほどで早くもビックタイトルが投入される。注目すべきは、このビックタイトルはあのライバルストアからはリリースされないのだ。 Steamは選ばれなかった 海外テック系メディア『Ars Technica』は、10日、UbisoftがアクションRPGゲーム『DIVISION 2』のPC版をEpic Gmaesストアと自社運営するゲームプラットフォームUbisoft clubから3月15日にリリースすると報じた。同ゲームは『DIVISION』の続編で緻密なグラフィックで描かれたオープンワールドでのプレイ

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  • 公開3週目にして動員アップ中の『若おかみは小学生!』  ネット発ヒットの可能性と限界

    先週末の映画動員ランキングは人気ゲームアプリ『モンスターストライク』の劇場版の2作目『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』が、土日2日間で動員11万5000人、興収1億5100万円をあげて初登場1位に。2016年12月公開の前作『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』ほどの勢いはないものの、「映画館での無料ガチャ」、劇場の客席で入手できる「来場者特典アイテム」などの特典効果もあって、祝日となった7日(月)までの公開4日間では動員20万人、興収2億5600万円と安定した好成績を収めている。同ゲームアプリ自体の人気が継続するかどうかにもよるだろうが、今後もヒットシリーズとして定着していくかもしれない。 今週注目したいのは、トップ10ランク外ながら公開初週よりも2週目、2週目よりも3週目と、動員をじわじわ増やしている高坂希太郎監督によるアニメーション作品

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