―改正薬事法でネット販売に規制がかけられようとしています。これについてはどうお考えですか。 堀江 それはやっぱりロビー活動、政治献金するしかないでしょう。そしてマジョリティになるしかない。それが民主主義の原則です。いくら正論を振りかざしても、マジョリティでなければそれは正論ではないんです。まあ改正薬事法については、そういうベースがないから難しいでしょうけどね。 私は団体活動が好きじゃなかったし、やろうなんて考えたことすらなかったですが、いま冷静に思えば、何のための団体かっていうと政治的圧力をかけるためにある。だからグッドウィルが潰されても、トヨタやキヤノンは潰されない。派遣切りだの総請負だのといった温床は、彼らが総本山のはずなんですけどね。 経団連という政治的圧力団体は、ものすごく大きな力を持っているだけに無視できない。ここに嫌われたらどうしようもないですから。やっぱり数は力ですよ。現実的