iPod nanoは、かつてはiPodファミリー中、最も販売台数が多かった製品だ。いまはiPod touchにその地位を譲ったが、小型の専用プレーヤーが欲しいというニーズに応えられるのはラインナップ中、nanoとshuffuleのみ。それだけに重要な製品であることには変わりない。 そのiPod nanoが第7世代機となって生まれ変わった。マルチタッチのワイド画面液晶の搭載、動画再生機能の復活など、みどころの多いモデルとなっている。真四角の画面の使い勝手の悪さがしばしば指摘されていた第6世代機のイメージを払拭しようとの考えからか、操作性を高めるための工夫が盛り込まれた力作だ。本機の実力を検証していこう。