アメリカのトランプ大統領が、大統領選挙でクリントン氏の得票総数がみずからを上回ったのは、数百万人の不法移民が不正に投票したためだと議会の指導部に伝え、ホワイトハウスの報道官も「証拠に基づいている」と大統領を擁護したことに対し、主要メディアが批判的に伝えるなど、波紋が広がっています。 これについて、ホワイトハウスのスパイサー報道官は24日の記者会見で、「トランプ氏は、関係者からもたらされた調査結果や証拠に基づいて不正な投票が行われたと信じている」と擁護しましたが、具体的な内容を示すよう求める記者からの質問には答えませんでした。 有力紙のワシントン・ポストは「不法移民が数百万人規模で不正に投票するのは不可能だ」などと批判し、「根拠のない主張がホワイトハウスの政策にまでなった」と伝えました。トランプ大統領のこの発言を巡っては、与党・共和党からも批判の声が上がっていて、ライアン下院議長が「不正の根