「ECに客を奪われた」と、ショッピングセンターや百貨店の関係者が言うのをよく耳にする。確かに、ネット環境とスマートフォンの普及、そしてEC事業者による多様な工夫によって、物販市場は大きく変化した。かつては店舗でしか手に入らなかった商品が、いまやクリックひとつで自宅に届く時代となり、そこへ追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの流行がオンライン社会への移行を加速させた。しかし、ショッピングセンターや百貨店といったリアルな商業施設にとって、ECの本質的な脅威は必ずしも「物販」そのものではない。今回はこの視点から、ネット時代におけるリアルな売場の意味と戦略を再考する。 Dilok Klaisataporn/iStock BtoCのEC市場は24兆円超へ 経済産業省が公表する「電子商取引に関する市場調査」によれば、2023年のBtoCのEC市場規模は24兆8435億円に達し、継続的な拡大傾向が続
竹下浩一郎 「リテール・リーダーズ」編集長。1975年長野県上田市出身。中央大学文学部文学科英米文学専攻卒業後、小売業経営専門出版社の商業界に入社。スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』編集部、チェーンストア経営専門誌『販売革新』編集部を経て2014年『食品商業』編集長就任。この間、世界最大級の食品見本市SIALパリの新商品国際審査員などを務める。20年5月ロコガイド入社、『リテールガイド』の創刊編集長就任。24年10月、メディアの『リテール・リーダーズ』へのリニューアルに伴い、同編集長就任。一般社団法人日本惣菜協会『中食2030』(ダイヤモンド社)「スーパーマーケットにおける中食の未来」執筆の他、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン講師、スーパーマーケットGood Action Initiatives推薦委員なども務める。ファイナンス修士(専門職)(中央大学)
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