味の素の牙城「冷凍餃子市場」に起きた異変 「大阪王将」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。 中華料理チェーン「大阪王将」を運営するイートアンドホールディングス(HD)が、日本の冷凍餃子市場のトップに君臨していることを知らない人は多いかもしれない。 冷凍餃子市場を圧倒的な存在感で牽引していたのは味の素冷凍食品(以下、味の素)だった。1972年からいち早く冷凍餃子の販売をはじめ、半世紀以上にわたって不動の地位を築き上げてきた。 しかし、イートアンドHDがその地位を揺るがせることとなる。主力商品の「大阪王将 羽根つき餃子」シリーズの売り上げは、2015年の約27億円から10年間で約183億円まで成長。23年に市販冷凍餃子の市場シェアで初めて1位を獲得し、最新の24年においても連続でトップを維持したのだ(インテージSCI)。その結果か、味の素はパッケージから「日本一」の表示を外した。

