VB.NET(Visual Basic .NET)で配列(1次元配列)を使用する場合、その宣言や割り当て、初期化には幾つかの記述方法がある。本稿ではそれらについてまとめる。
ハッシュテーブルとは、キー(key)と値(value)のペアを保持しているコレクションである。通常の配列やリストがインデックス番号により各値(各要素)にアクセスできるのに比べて、ハッシュテーブルでは、インデックス番号の代わりにキーを用いて、その各値にアクセスすることができる。キーと、そのキーから連想される(キーに対応付けられている)値のペアを保持しているため、ハッシュテーブルは「連想配列」とも呼ばれる。ハッシュテーブルの特長は、指定したキーから、それに対応した値を高速に得られることである。 .NET Framework 1.xのクラスライブラリでは、ハッシュテーブルはHashtableクラス(System.Collections名前空間)で実装されていたが、.NET Framework 2.0ではDictionaryジェネリッククラス(System.Collections.Generic名
ASCII(アスキー)コードとは、制御文字や半角の記号、数字、英大小文字に割り当てられた文字のコードである。このうちコードが0~127である標準のASCIIコードを、C#およびVB.NETで扱う方法を解説する。
新しくインストールしたデバイス・ドライバやアプリケーションなどの問題のため、システムが起動しなくなったり、設定などがおかしくなることがある。このような場合、従来のWindows OSではセーフモードで起動して、トラブルシューティングをすることがあった。 Windows 8やWindows Server 2012でもセーフモードは用意されている。しかし、起動時に[F8]キーを押すという方法は、このキー入力を受け付ける時間が短すぎたり、タイミングが分かりづらかったりして、あまり簡単ではない。 また、これらの新しいOSではシステムをいちいち完全に再起動するのではなく、なるべく休止状態を活用して再起動時間を短縮するという機能も追加されている。このような状態のシステムでは、[F8]キーを押しても、セーフモードではブートできない。 Windows 8やWindows Server 2012ではセーフモ
前回「システムの寿命はコードで決まる!」ではコード設計について解説しました。今回はデータへの最短ルート、つまりSQLの最も効率的なアクセスパス(実行計画)を見つけ出すためのテクニックを解説します。 SQLはデータベースに関する最も基本的な技術で、まずSQLから学んだ(でいる)という方は多いと思います。しかし、SQLを学ぶ際、データベースから必要なデータを取得する手段を学んでも、どのようなアクセスパスでデータを取得するかは後回しになることが多いのではないでしょうか。 商用のシステムで使用されるSQLは、必要なデータを取得できるだけでは不十分で、どれだけ素早く取得できるかも重要です。データ取得の素早さは、SQLに適用されるアクセスパスの良しあしで決まります。そこで、今回は「どんなアクセスパスが適しているか」「どうやってRDBMSに適切なアクセスパスを利用させるか」を以下のような構成で解説します
皆さんこんにちは。日本オラクルの“しばちょう”こと、柴田長(しばたつかさ)です。 今回は、第1回「“SQLの実行計画”から処理時間の差を理解する」、第2回「“なぜ、あのSQLは遅いのか”を正しく的確に調査する方法」で体験したSQLの実行計画の取得方法よりも「さらに高度な方法を習得する」上で、事前に理解しておくべき情報を紹介したいと思います。データベース上で実行されたSQL文の各種情報が管理されている「V$SQLビュー」や「共有プール」を理解することで、Oracle Databaseの仕組みに少しずつ近づいていきましょう。 第1回の演習2では「バッファキャッシュ」上のデータをフラッシュしましたが、今回は「共有プール」が対象です。 バッファキャッシュをフラッシュするSQL文が「alter system FLUSH BUFFER_CACHE ;」であったことを少しでも覚えていれば、Oracle
本格的なWebサイトを立ち上げるなら、インターネットの基幹技術およびWebサーバの動作や仕組みを理解しておく必要がある。そこで、名前解決やURLの処理方法からWebサーバの仮想ディレクトリ、MIMEまで、ここで基礎的な知識を再確認しておこう。 第1回でApacheの特徴について紹介したところ、思いのほか多くの方に見ていただいたと聞き、Apacheへの注目度の高さを再認識している。本来ならば、ここでインストール方法や設定方法、開発手法などを紹介するところなのだが、それは少しの間お待ちいただきたく思う。そうした話よりも先に、それらの知識の基礎となる部分を再確認しておきたいからだ。 上級者にとっては、既知の内容となるかもしれないが、今回はご容赦いただきたい。 Webサーバの基本的な動作 前回の内容の繰り返しとなるが、Webサーバの基本的な動作は、大きく分けて2種類しか存在しない。Webブラウザか
対象OS:Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2 解説 Windows OSの標準機能であるリモートデスクトップ接続では、デフォルトの設定のままだとローカルコンピューターのディスプレー全体にリモートデスクトップの画面が表示される。いわゆる「全画面表示」だ。 だが、複数のリモートコンピューターに接続して各デスクトップを操作したい場合、全画面表示だとデスクトップの切り替え操作が煩わしい。それには各デスクトップをウィンドウ表示にすればよい。 複数のリモートデスクトップをウィンドウ表示する これは3台のリモートコンピューターに接続し、それぞれのデスクトップ
人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第26弾では、最近普及が進んできたWindows 10向けTIPS記事を厳選してお送りする。 「Tech TIPS(旧Windows TIPS)」は、Windows OSをはじめとするITシステムの数々の問題を解決するためのトラブルシューティングや活用ノウハウをコンパクトにまとめた人気連載である。@IT eBookシリーズ Vol.26では、この「Tech TIPS」からWindows 10に関連する記事を厳選して一冊にまとめた。 すでに量販店などに並んでいるPCのほとんどはWindows 10になっており、企業システムにおいても、徐々にではあるがWindows 10が浸透し始めている。そのため、Windows 10に関わっているシステム管理者の方々も多いことだろう。 そこで、Windows 10のインストール
こんなことも知らないんですか? ベンダーって勉強不足ですね:「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説(42)(1/3 ページ) 集団訴訟を管理するシステムを開発したベンダーが、要件になかった項目を“自主的に”追加しなかったからと弁護士に訴えられた。弁護士の常識vs.ベンダーの常識、勝つのはどっちだ!? 連載目次 IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。前回は、その場しのぎで行った謝罪をたてに、損害賠償請求されたベンダーの話を取り上げた。 今回は、ベンダーはどこまで業務知識を持つべきかを考える。 正しい要件定義のためには、ベンダーにも業務知識が必要 要件定義工程は、システム開発の中で最もトラブルを生みやすい。いわば鬼門である。ユーザーの意図や目的、あるいは課題を十分に理解できないまま、ベンダーが開発を実施し、完成品に「あの機能がない」「この画面は違う」とユーザ
「感情コントロール」で思い出すのは、私がまだ管理職になりたてだった時代の、プログラマーIさんとのやりとりです。 ある日の夕方、私はたくさんのやるべき仕事とPCの前で格闘していました。そのときです。デスクの左横に座っていたIさんが、「これはどうしたらいいですか?」「あれはどうしたらいいですか?」と、判断をゆだねる質問をあれやこれやとしてきたので、私はつい不機嫌な態度で怒鳴ってしました。「そんなことは自分で考えてくださいよ!」 ……Iさん、ごめんね。私イライラしていました。 周りに不快な感情をまき散らさず、いい気分で働くためには、感情コントロールが大切ですよね。 これまでの回で、感情コントロールには「気付く」「受け入れる」「鎮める」「切りかえる」「活かす」の5つのステップがあるとお話ししてきました。 今回はステップ3、「鎮める」です。感情コントロールの中で、多くの人が最も興味があるのは「鎮める
Windows Azure WebサイトとWebMatrix 3で楽チン構築・管理:無料で始めるクラウドCMS構築超入門(1/4 ページ) 無料試用版のあるクラウド環境「Windows Azure」と無償で使えるWeb開発環境「WebMatrix 3」の概要や、すぐに使えるCMSサイトをWebに公開する簡単な手順を説明する。 読者の皆さまは、普段どのような環境でWebアプリやWebサイトを開発し、公開しているだろうか? 本稿では、無料試用版のあるクラウド環境「Windows Azure」と無償で使えるWeb開発環境「WebMatrix 3」を使い、すぐに使えるCMSサイトをインターネットに公開する手順を説明する。 PHPやNode.jsなども使えるPaaS「Windows Azure Webサイト」とは まずは、簡単にWindows Azure Webサイト(以下、AzureWebサイト)
特集:WebMatrix概説(前編) 新ツール「WebMatrix」でのASP.NET Webページ開発を試してみた デジタルアドバンテージ 一色 政彦 2011/01/28 2011年1月13日に、マイクロソフトによるまったく新しい無償のWeb開発環境「WebMatrix」(ウェブマトリックス)の日本語正式版がリリースされた。 WebMatrixの公式ページ ■WebMatrixの概要 ●WebMatrixの歴史 この「WebMatrix」という言葉に聞き覚えがある開発者も少なくないのではないだろうか? そう、そもそも「Web Matrix」は2002~2005年ごろに、無償で手軽に利用できる開発環境としてマイクロソフトから非公式に(=製品ではなく)提供されていたツールであった。実際に本サイトでも下記のような記事を配信してきた。 【旧Web Matrix】Insider's Eye:AS
Visual Studio 2017(以降、「VS 2017」と表記)は、マイクロソフトが提供する開発ツールだ。この開発ツールを使えば、素早く簡単にさまざまなプログラムを作成できる。実際にその開発を体験すれば、VS 2017による開発の「容易さ」と「速さ」にビックリすることだろう(ちなみに、この「簡単さ」と「速さ」のことを、プログラミングの世界では「開発生産性」と呼ぶ)。 本連載では、プログラミング経験がほとんどない読者を対象として、VS 2017を使った開発のイロハを解説する。そのため、できるだけプログラミングの基礎から解説することを心掛けている。VS 2017は未経験でも、プログラミングの経験があるという読者の方々にとっては、説明が冗長な部分があると思われるが、ご了承いただきたい。VS 2017プログラミングの最初の取っ掛かりとして、企業の新人プログラマーや、.NETプログラミングをゼ
連載:Entity Framework 4.1入門 第1回 EF 4.1の目玉機能「コード・ファースト」を理解しよう WINGSプロジェクト 土井 毅(監修:山田 祥寛) 2011/06/03 ■Entity Framework 4.1の概要 2011年4月11日、ADO.NETのコンポーネントであるEntity Framework(以降、EF)の新しいバージョン4.1がリリースされた。バージョン番号の増分は以前の「4」から「0.1」だけであるが、EF 4.1にはそれまでのバージョンにはない、「コード・ファースト」という新しい開発スタイルが追加され、より簡潔なコードでデータベース開発を行えるようになった。 EF 4.1の主な新機能は以下の2つである。 (1)新しい開発スタイルであるコード・ファーストのサポート ソース・コードのみでデータベースの設計まで行えるコード・ファーストは、本連載で主
話題のレスポンシブWebデザインも簡単にできる、CSSフレームワーク「Bootstrap」の概要と基本的な使い方をサンプルとコードを交えて紹介します。 最近はやりのHTML5、JavaScriptライブラリ、CSS3、APIの紹介、またそれらを組み合わせたサンプルアプリケーションの紹介と解説を厳選して紹介、解説していく本連載「HTML5アプリ作ろうぜ!」。今回紹介するフレームワークは「Bootstrap」です。 話題のレスポンシブWebデザインも簡単にできる、CSSフレームワーク「Bootstrap」とは 現在のWeb制作、開発では、ともにスピードが重視されています。「Bootstrap」を使用すると、既に用意されているスタイルを適用するだけで、格段に速く見栄えを整えられます。事実、Webシステムの管理画面などでBootstrapを使用するケースも増えてきました。 Bootstrapは最近
TCP/IPネットワークは、「ルータ」によって相互に接続されたネットワークの集合体である。各ネットワークにはIPアドレスが割り当てられたコンピュータが接続され、それらのネットワークがさらにルータ(正確にはIPルータ)によって相互に接続されて、より大きなネットワークとして機能している。今回は、このルータとIPルーティングについて解説する。 ルーティングとルータ TCP/IPにおける通信の基本単位は「IPパケット」である。IPパケットの詳細は次回解説するが、IPパケットには、パケットを送信する相手を表す「あて先IPアドレス」と、送信元を表す「送信元IPアドレス」、そして送信するデータ(および制御用データ)が含まれている。TCP/IPでは、この「IPパケット」をルータ間で次々と中継することにより、ネットワーク上のすべてのノードが相互に通信できるようになっている。 ルータによって相互接続されたTC
RESTfulなWeb APIを実装してみよう。ASP.NET Web API 2を使えば、実践的なHTTPサービスが容易に実装できる点に注目してほしい。 連載目次 前回に引き続き、「APIコントローラの実装」について解説を行う*1。今回は、より実践的なAPIコントローラの実装方法を学ぶ。前回、RESTfulなAPIを設計するための3つのポイントを説明したが、それらが容易に実装できるようになっている点にも注目してみてほしい。 前回~今回の目次(再掲)は、以下のとおりだ。 【前回】 1. RESTfulなAPIの設計を学ぼう 1-1. REST とは 1-2. HTTPメソッドは、リソースをどのように操作したいかを表す 1-3. URLはリソースの名前を表す 1-4. APIの処理の結果は、ステータス・コードで表す 【今回】 2. APIコントローラの実装 2-1. APIコントローラの役割
連載目次 携帯サイトへの誘導などでよく使われる「QRコード」だが、.NET Frameworkで利用できるツールとして「Open Source QRCode Library」(以下QRCode Library)がある。 上記のリンクからダウンロードできるZIPファイルには、複数のプロジェクトからなるソリューションが含まれているが、この中の「QRCodeLib」プロジェクト(ThoughtWorks.QRCode.dll)が、QRコード生成に必要なライブラリである。 また、同ZIPファイルに含まれるサンプル・プログラム「QRCodeSampleApp」を実行すると、QRコードの作成に必要な4つのパラメータが分かる。 以下に、この4つのパラメータについて簡単に説明する。詳細については、QRコードの開発元である株式会社デンソー ウェーブのサイト「QR Code.com」を参考にしていただきたい。
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