グループ会社のコンテナ船がエジプトのスエズ運河で座礁した造船最大手の「今治造船」は12日、事故にかかる費用は保険で補填(ほてん)されるため、今後の業績への大きな影響はないという認識を示しました。 今治造船をめぐっては、ことし3月にグループ会社の「正栄汽船」が所有する大型コンテナ船がエジプトのスエズ運河で座礁し、世界の物流に大きな影響が出ました。 正栄汽船の社長も兼務する※ひ垣幸人社長は、昨年度の決算を発表した12日の会見で、事故の賠償をめぐるエジプト当局との交渉について「なかなか折り合わなかったところはあったが、無事に解決した。スエズ運河庁と関係を深めることができて感謝している」と述べました。 合意した賠償額については明らかにしませんでしたが「基本的には、ある程度保険でカバーできるので、業績への大きな影響がない」と述べ、グループの今後の業績への影響は限定的だという認識を示しました。 また、