麻生太郎財務相は30日の閣議後会見で、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)が、米格付け大手、ムーディーズ・インベスターズ・サービスから最上位の格付け「Aaa(トリプルA)」を取得したことについて、「(南アフリカの)ボツワナより日本の国債が低いと出したのは確かムーディーズじゃなかったか。その程度のところ(が出した格付け)だと思っている。他に興味はない」と、一笑に付した。 ムーディーズは2002年5月、景気悪化などを理由に日本国債の格付けをAa3からA2に2段階引き下げ、ボツワナより下の格付けにしたことがある。 また、昨年度の税収が7年ぶりに前年割れすることによる今後の財政運営への影響に関しては、「デフレによる不況から少しずつ回復しているのは確かだと思っている。全体方向として今までの経済政策を大きく変えるつもりはない」との見解を示した。
![AIIBの最上位格付け、「興味ない」と一笑に付す 麻生財務相](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/33c65ad5145a3ecda04e0328088157f537e3b7c4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2F3piywzYI1bGlc7OdR6QV0Gi53A8%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FPRMRNE474FPCVHXGZ6T7H4ONMQ.jpg)