仙台市内の住宅で昨年11月、小学2年の長女(8)と母親(46)が無理心中したとみられる事件があり、この長女の父親が19日、記者会見し、2人が死亡したのは長女が通っていた学校でのいじめが原因だと訴えた。父親を支援する「全国自死遺族連絡会」は同市教育委員会に対し、21日にも、第三者委員会の設置などを求める要望書を提出する方針。 父親によると、市立小学校に通っていた長女が1年のころから、同学年の女子児童2人から仲間はずれにされたり、暴力を振るわれそうになったりするいじめを受けていたという。昨年5月、長女が母親に相談して発覚、直後に学校に相談したが必要な対応がとられなかったという。 長女は7月、「死んでしまいたい。生きていていいことがない」などと口にするようになった。両親は学校側にも伝え、校長に女子児童2人とその両親を交えた話し合いの場を設けるよう継続的に要望していたが、実現しなかった。市教委や弁