2016年の米大統領選でロシアがトランプ大統領陣営に肩入れした「ロシア疑惑」を巡り、バー司法長官は24日、マラー特別検察官による捜査報告書の「主要な結論」を書簡で議会に報告した。マラー氏は、ロシアとトランプ氏陣営との共謀は「見つからなかった」と結論付けたという。さらに、トランプ氏の司法妨害については判断を見送ったとしている。 トランプ氏は同日、「長い捜査の末、ロシアとの結託がないと公表された。司法妨害もない。完全に潔白だ」と記者団に強調した。 バー氏が議会に提出した書簡は4ページ。特別検察官は約2年間の捜査で計約500人の聴取などをしたと説明。ロシアによる選挙介入とトランプ氏の司法妨害疑惑の2点に焦点を当ててマラー氏の結論をまとめた。 選挙介入に関しては、これまでの捜査で、ロシアが大統領選中、民主党のメールをハッキングしたり、ネット上に偽情報を流したりしてトランプ氏に有利になるような工作を
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