衛星「だいち」の精度不足、解決へ 宇宙機構 2008年01月16日20時34分 地球観測衛星「だいち」の精度トラブルについて、宇宙航空研究開発機構は16日に開かれた宇宙開発委員会で、「解決の見通しを得た」と報告した。国土地理院の地図作製に影響が出ていたが、誤差をプログラム上で修正するなどして、3月までにはトラブルを解決できるとしている。 同機構によると、昨年12月中旬まで高さ方向の誤差が6メートルあったが、衛星が熱でひずんだことが主な要因だったという。データを蓄積し、地上の基準点を用いるなどして修正を図り、現在は目標の誤差5メートルを達成したという。また、圧縮データを復元する際に生じていたデータの乱れも、ノイズを減らす新しいプログラムを使えば改善できることを確認した。 アサヒ・コムトップへ この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する キーワード入力