大阪市西成区の小学校沿いの路上で小学生7人が車にはねられて重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職、矢沢勇希容疑者(28)=東京都東村山市=が「苦労せずに生きている人が嫌だった」という趣旨の供述をしていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警は、供述の真意や小学生を標的とした詳しい動機を調べている。 矢沢容疑者は逮捕された当初、「全てが嫌になり、数人の小学生をひき殺そうとした」と供述。捜査関係者によると、その後の調べで「苦労せずに生きている人が嫌だった」との趣旨の供述もしたという。 矢沢容疑者は府警に対し「診療放射線技師として病院で働いていたが、4月下旬に自主的に辞めた」と説明していることがすでに判明している。府警は、社会への一方的な不満が無差別殺人の企てにつながった可能性があるとみている。 捜査関係者などによると、矢沢容疑者が運転するスポーツ用多目的車(SUV)は事
