この夏も野球専門店・ベースマン立川店の店長で、「2.0超えの野球用具視力を持つ男」と呼ばれる星徹弥さんに高校野球界トレンドチェックをしてもらった。 1974年の金属バット導入後、“過去最少”となる大会ホームラン7本に終わった夏の甲子園。じつは大会前、“違反バット”が続出していたという。【全2回の前編/後編も公開中】 “史上初”の大ニュース ――この春から新基準バットとなり、ホームランが激減しています。選抜大会は3本、この夏は7本でした。甲子園後、恒例となった星徹弥さんの「高校野球用具の最前線レポ」はホームランバットリストが名物のうちの一つだったのですが、その一覧表もすっかり大人しくなってしまいましたね。 星徹弥(以下、星) でも1つ、大きなニュースがありますよ。ミズノとSSKの2強時代が長らく続いていましたが、ついにゼットがシェア率ナンバー1を獲得しました。正確なデータはないのですが、ゼッ