ブックマーク / kmiura.hateblo.jp (7)

  • 年金制度の男女差別について - kom’s log

    某所にある社会保険局にいって彼女の死亡届をした。国民年金をマジメに払っていた人だったので、どのぐらい還付されるのかな、と思っていたのだが、300万円これまで払っていて、遺族に支払われるのは死亡一時金なる12万円である。のこりの288万円はそのまま国のもの。ろくなものではない。あまりに腹がたったので、「詐欺ですね、これ」といったら係の人が絶句してもうすこしエライ人がでてきた。生命保険だって元は補償されますよね、普通、といったら「国がみんなでやっている制度なので、ご理解ください」とのこと。国がみんなで、という言葉に”國體”というおどろおどろしい旧字があたまをかすめた。文句をいうならば、選挙で、とまでいわれた。まあ、そうだろう。 もし私が死んだ場合には、遺族年金なるお金がでて、毎年70万円だかがに支払われるそうである。しかし、私が生きていてが死んだ場合には死亡一時金12万円のみ。男だからど

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    hgt 2009/06/30
  • ■ - kom’s log

    昨夜保土ヶ谷バイパスを夜の9時ごろ運転していた。制限速度は時速80キロなのだが、時速80キロで走っている車はほぼ皆無であり、110キロ程度の速度が標準であった。中にはおそらく130キロと思われる速度で一番右の追い越し車線を走っていく車が何台もあった。制限速度よりも少々速く運転するのはどこの国でも同じだと思うのだが、これほどの制限速度の無視を行うのはフランスぐらいかな、と思った。フランスの場合には法律は破ってナンボ、という文化だからと私は了解するが(法律があるとチャレンジするわけですな)、日の場合はタテマエとしては法律があり、ホンネとしてはまあ、法律は法律ですな、という考え方なのだと私は推察する。つまり、道路標識として立っている制限速度の多寡にほとんど意味はない、というか警察がいつでも車を停止させることができる、運転者を補導することが可能である、ということ以外に意味があるのだろうか、と思っ

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    hgt 2009/06/23
  • バカの身振り - kom’s log

    問題は、情報社会の発展により「言論の自由市場」が淘汰の場としては失効しているということ。東氏が島宇宙という(用語自体は宮台真司に由来。ただし、東氏においては若者文化論ではなくこれが全面化した状態が想定されている)のはそういう状態。それが、東氏における世界認識であり、かつ、ポストモダニズム系リベラルとして擁護する社会の姿でもある。 歴史認識問題じゃないんだよね http://blog.sakichan.org/ja/2008/12/15/not_issues_on_the_interpretation_of_hist ”「言論の自由市場」が淘汰の場としては失効している”のかもしらんが選択の場としては有効。選択のしかたにそれぞれの個人の”実感”が大きなファクターになるので、これが当の”大きな物語”の終焉、島宇宙の始まり、ってなことになるわけだけど、これまたよくできたお話ですな、と私は思う。参

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    hgt 2008/12/17
    現状肯定主義
  • ボクタチの闘争 - kom’s log

    「同じ人間だろ」は断固否定しなくてはならない。同じ人間ではない、という基的な態度をとるべきなのである。 同じではないから、対話が必要なのであり、理解できる部分とできない部分を見極め、合意を形成し、ボトムラインの線引きを行う。ここからここまでは合意に達しましたね、ということで。同じ人間はそもそもありえない。同じ、ということはありえないと絶望しつつも合意が形成できることに僥倖を感じつつそこに社会関係がうまれる。 たとえばこのあたりにみられるように大騒ぎしている某府知事。バカだ、と一蹴すればよい話なのだが、そういっていられるのは実は今日明日の話であって、今後15年ぐらいのスパンで考えれば一蹴するわけにもいかぬ症状である。この人間が考えているのは競争だ。しかもその頭にあるのは、自分を競争という闘争の場から一歩引いて競争とはなにか、競争はこの場面においてあるべきか、といった思想ではない。人がたと

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    hgt 2008/10/28
  • ベタがベタでなくなったとき - kom’s log

    紆余曲折して結局いまや再び「科学者の職業は真理の追究である」って言ってもいいんじゃないか、とわたしは思っている。「真理の追究」なんてこというと「まさか」という時代もありました。「科学者の職業は真理の追究である」って言うのってホントつらいというか恥ずかしいというか、アホですかバカですか、と穴に入りたくなるような気分になるけれど。 近代の文脈が見失われたらそもそも議論ってのは成り立たない。「まさか」は退行して「証拠見せろ」になるわけである。こうした状況はもう、あきれるほどあちらこちらで顕在化している。結局「真理の追究」、ベタがベタではなくなったので、普通に主張すべき内容になってしまったのである。研究の結果、かくかくしかじかなる結果でございました、と述べたときに「証拠見せろ」といわれてさんざん説明して「長すぎる、三行でわかるように」とかいわれたら、「大学で勉強しなおしてください」とでもしかいえな

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    hgt 2008/09/17
  • シンガポールの死刑制度 - kom’s log

    昨晩講師の面々とColbarという飲み屋*1でビールを飲んでいて、シンガポールの死刑制度の議論になった。一緒に座っていたのはインドから移民したシンガポール人、シンガポール在住のアメリカ人とドイツ人、短期滞在のスコットランド人、オーストラリア在住のスイス人。そもそもの話題は、タバコ投げ捨てでどのぐらいの罰金になるのか、という話から、数年前に車にスプレーで落書きして、棒たたきの刑に処された17歳のアメリカ人の話、昨年麻薬所持で死刑になったオーストラリア人の話になって、そもそも重い罰を与えて社会から犯罪を一掃しようという方針はよいのだろうか、わるいのだろうか、という話になった。 南インドからシンガポールの大学に入って苦労を重ねてようやくシンガポール市民になったS氏は、重い罰があることによってシンガポールの秩序は保たれ、犯罪件数はきわめて少ない、これこそ正しい社会のありかただ、という。ドイツ人やア

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    hgt 2008/07/16
  • 日本の天文学、大丈夫なんでしょうか - kom’s log

    「永遠の嘘をついてくれ」――「美しい国」と「無法者」の華麗なデュエット http://d.hatena.ne.jp/toled/20070726/1185459828 http://d.hatena.ne.jp/toled/20070727#1185459989 ちょうど昨年6月から同じようなことを考えていたのでほぼ一年後の今この文章を発見して、おー、と思った。この数日の「ニコニコ現実」という現実を先取りする形での自覚的無知ポジションのあぶり焼き、という内容なのだが、力技が見事に成功しているその中間部分を割愛しつつ最後のところだけ。 アナベスは、ジミーによって庇護される対象である。平時において彼女は、「永遠の嘘」の中で「無知」の役割を与えられている。だが、自分がやってしまったことの重さに耐えかねて「永遠の嘘」を放棄しようとするジミーを前にして、彼女は「無知」を娘たちに転移させることによって

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    hgt 2008/07/11
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