岸壁に設置されたクレーンで遊んでいた際に、男性を海中に転落させるなどして水死させたとして、佐賀県警鹿島署は15日、鹿島市納富分、土木作業員黒岩怜容疑者(21)と、同市内に住む県立高校の男子生徒(17)を傷害致死の疑いで逮捕した。 発表によると、2人は同日午前1時20分頃、同市重ノ木の鹿島港で、荷揚げ用クレーンのアーム部分の先端に付いたフックに布製ベルトを引っかけ、同市納富分、会社員栗山信幸さん(20)を海上につり上げた。黒岩容疑者が指示し、生徒がアームを伸縮させたり、フックを上下させたりする操作をして栗山さんを海につけるなどした後、海中に転落させて水死させた疑い。2人とも容疑を認めているという。 2人は、栗山さんと遊び仲間。当時、ほかの少年2人を含む計5人で港に来て、フックにブランコ状に下げたベルトに座って遊んでいた。ベルトが外れて海に落ちた栗山さんが浮かんでこなかったため、係留中の船を使