軍隊とスポーツ。身体駆使の闘争という観点で相性がよさそうで、フェアネスを尊ぶ自由な文化という見地からは敵対する。東洋史の専門家である著者は、欧米の事例も引きながら、神話と史実を解きほぐす。玉音放送の3日前、海軍経理学校予科では班対抗の野球試合が行われていた。軍医は南方の島で上陸後すぐに趣味のゴルフに興じた。人間は許されるならいつだってスポーツをしたい。ここをどうとらえるか。日米の比較は興味
HONZが送り出す期待の新メンバー登場! アーヤ藍は、ドキュメンタリーを中心に、社会問題をテーマとした映画の配給宣伝に携わっている人物。先日彼女が紹介した『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』をはじめ、HONZで取り上げられる書籍とシンクロするようなテーマの映画も数多く配給している。今後の彼女の活躍にどうぞご期待ください。(HONZ編集部) 俺は殺し方をギャング映画で覚えた 映画には本とは異なる影響力がある。ある映画に出会ったことで、程度に差こそあれ、人生に何か変化が生まれたような経験がある人は少なくないだろう。だが、その影響が必ずしもプラスの面に働くとは限らない。 冒頭の言葉は、インドネシアのドキュメンタリー『アクト・オブ・キリング』に出てきた一言だ。かつて大虐殺を行ったギャングたちに、当時の拷問や虐殺を再現させる同映画のなかで、ギャングのボスが発したこの言葉は、
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