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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (51)

  • 本牧埠頭、1995年、夏。 - Everything you've ever Dreamed

    1995年の初夏から秋にかけて、横浜牧埠頭の倉庫でアルバイトをしていた。当時、僕は法学部に通う大学生で、たまたま学生課の掲示板で目に留まったのが牧の倉庫会社のアルバイトだった。時給は1000円。すでにバイトをしていたファミレスや蕎麦屋の時給が700円台だったので、何も考えずに飛びついた。家庭の事情でお金を稼ぐ必要があったからだ。もちろん、うまい話はないのは知っていた。時給の高さはハードなアルバイトの裏返しだと覚悟していた。どれだけ酷い仕事であっても「数か月耐えればいい」「無理なら逃げればいい」と割り切って面接に臨んだ。お金を目的にはじめたアルバイトだったけれども、あの1995年の夏は、お金には換えられない意味を持つ大切な時間になったのだ。 面接5分で採用決定。研修や教育はなし。「今から行ける?」と作業服を着た社員に車に乗せられ連れていかれた倉庫で「見よう見まねで覚えて」と言われて放り

    本牧埠頭、1995年、夏。 - Everything you've ever Dreamed
  • まるでコーヒーのおかわりを頼むように、妻は「離婚しましょう」と言った。 - Everything you've ever Dreamed

    離婚しましょう」奥様は言った。水曜午後8時。国道沿いのファミレス。道路に面して並ぶボックス席に、僕ら以外に客はいなかった。ヘッドライトが線になって右から左から僕らの前を通り過ぎていく。僕らは、お互いに、言うべき言葉を不発弾のように抱えていた。目の前には冷めたポテトフライとまだ温かいホットコーヒー。沈黙を破ったのは奥様だ。「離婚しましょう」まるでコーヒーのおかわりを頼むような言い方だった。 他人事みたいに言うなよ、と僕は言いたくなったが堪えた。感情を丁寧に排除することで、一時の感情に流されず、理性と意志で下した判断であることを、聞き手にわからせる意図が言葉から垣間見えたからだ。そして「別れを重いものにならないようにしたい」という気づかいが痛いほどよくわかったからだ。彼女はコーヒーカップを両手で包んでいた。何か大事なものを守っているように見えた。それが二人の過ごした時間であったらいい。 「も

    まるでコーヒーのおかわりを頼むように、妻は「離婚しましょう」と言った。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2020/12/18
    いや、昔からこの人タイトル詐欺常連でしょ。
  • 老舗料理屋のテイクアウトを手伝って「自粛要請」「新しい生活様式」のぶっ壊すものが見えてきた。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業マン、一昨日、取引先の料理店の店主オヤジから、「今後のことについて話し合いがしたい」と連絡があった。今のオヤジさんが三代目の古い日料理屋。新型コロナの影響で売上が激減したため、先月、相談を受け、アドバイスをした。「今は、何よりも売上です」といってテイクアウトを提案。オヤジさんは口数の少ない人で「…やるしかないか」と了承。あまり気乗りしない様子であった。切羽詰まっていたのでポンポンと話をすすめた。計画立案。テイクアウト用容器の手配。宣伝。ときおりオヤジさんが何か言いたいことがあるけど言えない様子を見せた。気になったが、それ以上に時間がなかったので話を進めた。魚料理が売りの料理店であったけれど、生ものは避けた。オヤジさんが考えたメニューは高級すぎたので「こだわりはわかりますけれど、今は、こんな時代なので」つって、ランチタイムにあった内容に変えてもらい、価格を抑えた。「今は」

    老舗料理屋のテイクアウトを手伝って「自粛要請」「新しい生活様式」のぶっ壊すものが見えてきた。 - Everything you've ever Dreamed
  • もう一度、昔のカノジョがつくった料理を食べてみたい。 - Everything you've ever Dreamed

    奥様がつくった生姜焼きは美味しかった。二人だけのダイニング。スヌーピーの丸皿に残った豚肉の脂が虹色に揺れて光っている。いつものように「ごちそうさま」を言ったとき、稲に打たれたように、僕は、10年前にべた生姜焼きを思い出した。当時、付き合いのあった女性がつくってくれた生姜焼きだ。その思い出は僕の心に特濃で刻まれているけれど、その生姜焼きの味は薄味だった。「おばあちゃんのために薄い味付けにしているの」と彼女は笑った。 彼女は病身のおばあちゃん(すでに故人だった)の体を気づかって、味付けを薄くしていた。タレはしょうが多めで、口に残らないさっぱり風。豚肉は、軽く焼いて脂を出したあと、さらにお湯を通して脂を流していた。「薄味でしょ。クセが抜けないの。でも体にはいいはずよ」と彼女は言った。最近、「優しい味」という言葉が安売り大バーゲンされているが、来、優しい味とはあの生姜焼きのような作り手の優し

    もう一度、昔のカノジョがつくった料理を食べてみたい。 - Everything you've ever Dreamed
  • 「大人の仰天ニュース」に出ました。 - Everything you've ever Dreamed

    www.oricon.co.jp 「大人の仰天ニュース」ご視聴いただきありがとうございました。あなたのハートには何が残りましたか?番組で紹介されたフミコフミオの著作はこちらです。アマゾン→ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。 楽天楽天ブックス: ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。 - フミコフミオ - 9784046043597 : お正月休みのお供にどうぞ。 中居さん、鶴瓶師匠に再現ビデオを観てもらえて嬉しかった。特に、ほぼ同郷、同年代の中居さんに弄っていただいたのは一生の思い出です。田中みな実さんの朗読も最高でした。写真集買います。面白い番組でした。 あの再現ドラマは7年前、いちばんどうかしてた頃の「トイレにとじこめられてます。」という記事が元

    「大人の仰天ニュース」に出ました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 弊社のRPA化が人権意識で吹っ飛びました。 - Everything you've ever Dreamed

    結果から申し上げますと弊社のRPA化は一時凍結ということになった。残念でならない。「管理部門の業務RPA化が頓挫しそうだ」そんな情報が僕にもたらされたのはボスも出席する部門長会議直前3分前。その時点で僕に出来ることは何もなかった。出来ることといえば、昨年ボス自らブチ上げた方針なので計画が予定通りいかないのであれば、担当者の変更、計画の見直し、ボスの気分ケアのための社内接待、等々面倒な事態になるのは間違いなく、その面倒の嵐に巻き込まれないように気を付けることくらいであった。きっつー、と口にしつつ、その時点では計画自体が頓挫するとは夢にも思っていなかった。 RPA化に反対している管理部門が意識高めのコンサルを参謀役に付けたのは知っていたが「また、いつもの論議が繰り返されるのか」と気が重くなってしまった。それは「管理部門の事務処理や入力作業の自動化が管理部門のリストラに繋がるのではないか」という

    弊社のRPA化が人権意識で吹っ飛びました。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2019/10/28
    RPAを銀の弾丸だと思ってる上層部が糞すぎる。ルーティン業務はVBA使え。それ以上の作業は社内システム構築しろ。
  • 退職代行、被弾しました。 - Everything you've ever Dreamed

    若手期待のホープ君が退職代行サービスを利用して、姿を消してから、一週間になる。退職代行サービスの存在を知ったとき「そんなものまで代行するのかーなるへそなー」と他人事と思っていたのに、まさか、自分が被弾するなんて。ホープ君とサシで飲んだとき、冷酷でビジネスライクすぎると批判されたものの、考え方こと違えど、そこそこ分かりあえたつもりだった。仕事サイコー!と杯をぶつけた、あのときの「部長にぶつかっていきますよ!」は何だったのか。まさかぶつかってくるのが人ではなく代行業者とはね。ビジネスライクすぎやしないか。代行の担当者は、会社名を名乗り、ホープ君が退職する旨を伝え、手続きを進めてください、と言った。それだけ。理由等詳細は永遠に闇に葬られたわけだ。あの晩、立て替えた酒代も請求できない。被弾したときは「なんだよー」「ざけんなよー」と軽く血が上ってしまったけれど、それだけである。一線を引かれて相手が

    退職代行、被弾しました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 入社8ヵ月で管理職になった僕が半年かけて断行した会社改革を全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    今年の4月、「新しい風を入れてくれ」とボスに言われ入社8ヵ月で品会社の営業部長になった。ホワイトな環境下で、健全で平均以上の能力をもった同僚と、気分よく仕事が出来ている。だが、大卒後ずっとブラック環境で働き続けてきた僕には、彼らの「仕事嬉しい!楽しい!大好き!」なスタンスは長所でもあるが弱点にもなりかねないように見えてならなかった。それならば、ブラック環境を生き抜いた経験を活かして彼らの力を最大限に発揮できる組織に変えてみようと考えた…とは社内的な建前で、音は、出来るだけ楽に仕事をしたいだけである。仕事ってそういうものだ。 部長になった前後に書いた記事。 労働条件の改善(固定残業代について/時短勤務の導入) 労働条件を改善するためにやったこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed 方針の策定(『営業に携わる時間をつくり小さい目標をチームでクリアして

    入社8ヵ月で管理職になった僕が半年かけて断行した会社改革を全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2018/10/06
    キーエンス的な?
  • 20年間引きこもっていた友人にロスジェネの呪いを見た。 - Everything you've ever Dreamed

    実家近くの床屋で友人Fと会った。Fは今年で45才、新卒で入った会社、確か教材を取り扱っている出版社だったと思うが、そこでの激務で心身を壊し、入社初年度で退職、以来20年ほど実家に引きこもっていた。その20年間、彼が何をしていたのか僕はほとんど知らない。そんなFと久々に再会したのは昨年の夏で、社会復帰に向けてチャレンジしようとしている彼を僕は応援していた。一方的な想い込みかもしれないが、彼とは特別な関係だと思っている。小中高と同じ学校に通っていたが同じクラスになったことは一度もない。高校3年の秋の幾日かの放課後、音楽室にあったピアノで連弾をして遊んだだけだが、その、「くるみ割り人形」を弾いた時間は、受験ムードに息苦しさを覚えていた僕の気持ちを軽くしてくれた特別なものだ。 僕の記憶によれば、Fは昨年末にアルバイトを始めていたのだが、状況は変わっていた。「4月から正社員として働いている」床屋の順

    20年間引きこもっていた友人にロスジェネの呪いを見た。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2018/07/09
    ただの説教おじさんになっちゃって残念。
  • 元給食営業マンが給食会社シダックスのカラオケ事業の進出と撤退について考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed

    シダックス カラオケ運営から撤退 | NHKニュース シダックスがカラオケ事業から撤退、今後は給事業に集中。僕はニュースそのもより、シダックスが給会社であることを知らない人が多いことに驚いてしまった。シダックスは日有数の給会社である。僕は、給の営業に携わっていたので(今もだけど)、シダックスといえば競合相手、給会社(通称/シダ)という認識しかないが、業界の外にいる人たちが、驚くのも無理はないとも思う。カラオケと給ではイメージが違いすぎるからだ。僕は給営業時代にシダックスの営業マンから、カラオケ事業について聞いたことがある。今回は、その情報をベースに、なぜ給会社であるシダックスがカラオケ業に進出することになったのか、そして撤退の理由について、給会社の営業マンの目線で考察してみたい。 物流で利益を出す仕組み エス・ロジックスという会社をご存じだろうか。材の一括購買と物流、

    元給食営業マンが給食会社シダックスのカラオケ事業の進出と撤退について考察してみた。 - Everything you've ever Dreamed
  • はじめてブラのホックを外した夏を覚えているかい? - Everything you've ever Dreamed

    夏が近づくとバカばかりやっていた第二校舎の屋上を思い出す。1991年、高校3年7月の屋上。神奈川の田舎にある県立高校の、運動部の連中のよれよれになったTシャツやタオルが、風に吹かれて遡上する魚の群れのように活き活きと揺れ、放置されたプランターからキュウリやアサガオがだらしなく顔をのぞかせる、そんな、どこにでもある焼けたコンクリートの屋上。あれほど太陽が近かった夏を僕は知らない。 「勉強してくる」と家族に嘘をついて家から抜け出しては仲間とそこに集まっていた。誰が言いだしたのかわからないが、その屋上は「ヘブン」と呼ばれていた。当時、僕の通っていた高校は、授業のあと、補講という名目で自由参加の受験対策をやっていて、クラスメイトの大半は教室でテキストと格闘していた。その様子をヘブンから眺めるのに飽きてしまうとカセットのウォークマンでロックを聴きながら昼寝ばかりしていた。 ガンズ。ニューオーダー。プ

    はじめてブラのホックを外した夏を覚えているかい? - Everything you've ever Dreamed
  • 管理職になって1ヵ月やれたことやれなかったこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    以前、管理職(営業開発部長)になるためにやったことについて書いた。今回はあれから1ヶ月経過した現時点における進捗状況、達成した部分と修正が必要な部分について語ってみたい。 delete-all.hatenablog.com ホワイトな環境の職場で働いている。腹の底は知らないし知りたくもないし、僕などは「ウザっ」と思われてるかもしれないが、社員同士がリスペクトし合う、楽しい会社だ。目に見えたハラスメント言動や、足の引っ張り合いはない。昨夏入社したときと変わったのはこの四月から正式に管理職になったことくらいだ。「いつまで今の職場にいるかわからないが、若いスタッフのヤル気を搾取しないような仕組みだけはキッチリとつくっておきたい」という気持ちも変わっていない。 僕は以前、ヒドい環境の会社に勤めていた。「ブラック企業」と指摘されたりもした。職場環境や労働条件の酷さだけではなく、同僚同士、足の引っ張り

    管理職になって1ヵ月やれたことやれなかったこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
  • 入社8カ月で管理職になるためにやったこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    以前、この場で労働環境を整備するためにやったことを書いた。その冒頭で営業の責任者になるとサラっと書いていたが、今回はその過程について語りたい。 delete-all.hatenablog.com この4月から営業開発の責任者(部長)になった。実は、入社する際、ボスに対して自分を高く売り込んでおり、それが少々ハッタリをかましたものだったので、試用期間中はいつクビになるか、ビクビクしていたが、万事うまくいったといえる。ラッキー!のひとことで片づけるのもつまらんので、昨年8月まで無職ときどき駐車場アルバイトの僕が、そこそこの規模の企業のそれなりのポジションに就くことが出来たのか振り返ってみたい。 僕はブラック企業に勤めていた。らしい。らしい、というのは僕自身にブラック企業に勤めていたという実感があまりないからだ。17~8年間ブログを書いてきてよかったことなどほとんどないけれど、無理にひとつあげる

    入社8カ月で管理職になるためにやったこと全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2018/04/10
    白魔法と黒魔法の融合的な?
  • そういえば20年もレールに沿った人生を送っている。 - Everything you've ever Dreamed

    レールに沿った人生なんてイヤだ、大学なんて無駄だから潔く退学して起業するよ、つって4ヶ月で中退した若者のブログが話題になっていた。僕は他人がどんな人生を送ろうと自分に影響がないかぎりどうでもいい。なので記事に対する反響の大きさに驚いている。なぜ、それほど赤の他人の選択に熱くなれるのか。反響は、世間知らず、勿体無い、といったマイナス評価が多かったように見えた。僕の元大学生に対する評価は少々異なる。僕のそれは「真面目な若者」だ。揶揄ではない。その真面目さが仇になるのではないかと心配しているくらいだ。僕ならレールに沿った人生を放棄したらわざわざ起業して働くなんてことは考えない。真面目すぎる。せっかくドロップアウトするならポケモンGOを使った詐欺を計画したりパチンコで稼いだりすればいいのに。僕はもう働きたくない。今、働いているのは生活のためであって出来ることなら働きたくない。大富豪の家に生まれてい

    そういえば20年もレールに沿った人生を送っている。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/09/20
    人生 on Rails
  • 性的な理由で別居しました。 - Everything you've ever Dreamed

    「私は女の人の方が好きみたいです」特定の誰かがいるわけじゃないのですが、という前置きに続いて、からその告白を聞かされたとき、僕に大きな驚きはなかった。7月末のことだ。驚かなかったのは、インポテンツの僕には夫婦間における性的な問題について驚く権利など与えられていないし、なによりもの気持ちがまるで自分のことのように理解出来たからだ。僕も女性が好きだ。完璧に。偽りなく。 女性は素晴らしいもので、であれ、その辺の浮浪者であれ、女性に魅入られるのは健康で自然なことではではないか。もし、夫たる僕よりも、直視するのもきっつーな不潔なチビデブハゲや現実を直視してもらいたい無職ニート、あるいはその複合体に魅力を感じるのですとカミングアウトされていたら、僕は迷うことなく切腹していただろう。 価値観、思想、宗教、学歴、性別。あらゆるものが異なる夫婦間において《女性が好き》という共通の宝物を探し当てられたの

    性的な理由で別居しました。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/09/10
    奥さんと一緒にキャバ行ってフミコさんそっちのけで盛り上がるくらいだからな。
  • フミコ、ブログやめるってよ - Everything you've ever Dreamed

    ここらで一度ブログをやめようと思う。はてなダイアリー時代から数えて12年半、ストレス解消のためにやってきた大事な宝物のような場所。なぜやめるのか。ストレスがなくなったわけではない。むしろストレスは体を蝕むくらいに大きなものになっている。一言でいうなら環境の変化かな。インターネットやブログに対する熱を失った。相当数の人間に読まれるようになってしまい賢い人や賢くない人に絡まれるのが加齢に伴う精神的な余裕のなさにより面倒臭いものに思えるようになった。はてなブログについてはその拝金主義めいた雰囲気、ブロガー各位による真偽判定しようのないPV収支等運営報告、ブックマーク互助会からの誘いが来ないことに起因する孤独感疎外感、それらに嫌気が差した。また宣伝を消すために有料プラン料金を少ない小遣いから毎月捻出するのも負担になってきた。社会的には介護保険料の上昇。軽度の男性更年期。うまくいかない転職。好きなブ

    フミコ、ブログやめるってよ - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/05/11
    絶対にブログをヤメないでもらいたい。ブログやめるなよ。/フミコ語録04/23より
  • 我が内臓 - Everything you've ever Dreamed

    父が亡くなって25年ほどになる。母は結局再婚することなく働きつづけ定年退職し、今はのんびりと楽しい余生を送っている。変わったことといえば、仕事を辞めて余裕が出来たのだろう、一時はタブーだった父の話をよくするようになったことだろうか。「父さんは…」「親子ねえ、あんた、父さんと似てる」というふうに。父のようなブサメンではないと自負しているので、いささか不意ではあるけれど、平穏な時間を乱すのはイヤなので黙っている。 母は父との思い出を楽しんでいるように僕には見えた。言い方を変えれば、それは生きていくうえでの軸とか支えとか拠り所といったものかもしれない。ふと、僕は思う。僕にもそういう思い出はあるだろうかと。あった。僕にとってのそれは、もう随分と昔の話になるが、当時付き合っていた女性から「ああああ。ヤメて!内臓の位置変わっちゃう!変わっちゃう!」と言われたことだろう。仕事をはじめとして人生の様々な

    我が内臓 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/04/28
    サウザー「ああああ。ヤメて!秘孔の位置変わっちゃう!変わっちゃう!」
  • 東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed

    「母さん。東京と田舎では、はたしてどちらが生活しやすいのでしょうね?」そういう文章の罪は意味がありそうでまったくないところにある。なぜなら生活において何に重きを置くかは個々の価値観によりけりなのでどちらか一方が優れていると決めることは出来ないからだ。東京と田舎は優劣ではなく差異。違いでしかない。東京の雑踏を愛している人もいれば田舎の静けさから離れられない人もいる。双方にメリットとデメリットがあり、どちらを取るのかは個人の価値観による。それだけのこと。 確かに優劣をつける方がエンタメ的でわかりやすいけれども「どこどこで生活するよりとさとさで生活する方がずっと素晴らしい」というふうに他人を貶さないといられないのは素敵な品性のあらわれとしか僕には見えない。他者を下に見ればどんなものでも相対的に高く見ることが出来る。楽な自己肯定なのだ。ただ、その構造は子供でも看破出来てしまうほど拙いものなので詐欺

    東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/04/11
    既婚者曰く「東京には女子大が多いこと田舎はラブホテルが安いことが羨ましい」
  • 「保育園落ちた日本死ね」を読んで絶望した。 - Everything you've ever Dreamed

    「保育園落ちた日死ね!!」を読んで僕の胸に去来した想いを以下に冷静に綴ろうと思う。僕は素直にあれを書いた人がうらやましい。なぜなら子供がいて、真面目に仕事をし、家族を支えていかねばならないという熱い思いに溢れているからだ。ひるがえって僕はどうだろう?以前、ここに書いたように僕は精子的な問題を抱えており、かつED。ついでにレス。それゆえ数年の不妊治療の後、と話し合い、子供を諦めた経緯がある。子供がいない人生を選んだ僕からみれば、スタンディング出来て、子供がいるだけ贅沢な話だ。苦しいだろうけど頑張ってほしい。けど無償化とかまでいくと、正直、何なんだよ、という感じもする。金あれば子供つくる奴がごまんといるとおっしゃるが、こちとら金かけても子供が出来ず、子供をあきらめ、立ちもせず、仕事マシーンに成り下がり、粛々と働いて税金を納めさせていただいている日々。精神はギリ。意に反して少子化に貢献しちま

    「保育園落ちた日本死ね」を読んで絶望した。 - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/02/23
    今日の課長は切れが良い(下の話ではない)
  • 職を辞するにあたって… - Everything you've ever Dreamed

    会社を辞めることにしたが、僕のような平々凡々の人間がこの年齢(あと数日で42才)で転職するのはなかなか厳しいようである。揺らぐ決意。いかん。辞める決心を確固たるものにするべく、今朝、形からいくぞ、つってネクタイを絞めずヒゲも剃らずに自宅を飛び出した。しかし、会社との距離が縮まるにつれ、熱気は冷め、叱責を恐れる気持ちばかりが膨張、窓やビルディングに映る小汚い自分の姿に泣きたくなる一途。結局、会社に到着したときにはネクタイを締め、マスクで顔を隠していた。通勤途上で何でも揃ってしまう日社会が悪い。 あまり知られていないようだが転職サイトという便利なサービスがある。見ず知らずの人の転職にタダで力を貸してくれるらしい。便利だが物好きもいるものだ。そして僕が「登録企業ウン万社」「前職から大幅に給与アップ」「コンサル的な立場の人が君の転職を親身にバックアップ」というコピーに誘われるようにいくつかのサー

    職を辞するにあたって… - Everything you've ever Dreamed
    hhungry
    hhungry 2016/02/08
    部長は課長の中で生き続けて・・・違う!これは祟られてるんだ!