■ 基幹パーツは成熟期に実用的な新製品が多数 早いもので2008年も半年が経過した。この半年の間、PCパーツ業界にはさまざまな動きがあり、新製品も多く登場した。しかし、全体的に小幅な動きが多く、業界全体を大きく揺るがすほどのインパクトは少なかった。2008年後半に予定されている大きな変革を控えて、現在はちょうど各種パーツの基幹技術が成熟期に入っていると言える。 大きな変革と言うのは、Intelの次世代CPUである「Nehalem」(ネハーレン:開発コードネーム)の存在である。Nehalemのコア内部はマイナーチェンジにとどまるものの、外部バスアーキテクチャには大きな変更がある。まず、メモリコントローラをCPUに統合し、メモリには3チャンネルのDDR3 SDRAMが採用されるため、メモリまわりのパーツには大きな影響がある。また、システムバスもシリアルベースのインターフェースに変わるためマザー