原題がRainy Brain, Sunny Brainなのでまた大きく書名を変えたものだが、本書の中心的な主題は「なぜ悲観的な性格と楽観的な性格があるのだろう」「どのような要因でこうした性格が決定づけられているのか」「こうした性質は変更することができるのだろうか」とそれぞれ問いかけを続けていく形式なので、日本語書名もそう間違っているわけではない。既存の一般向け脳科学本の総集編みたいな内容だけど面白い。エピジェネティクスや双子実験等の遺伝子関連の話題や神経科学も説明の中に取り込んでいるところは珍しいか。 自分が自分をどの程度コントロール可能なのかというのは、誰にとっても主要なテーマになり得ると思う。なぜならある問題にぶつかった時に、それが「自分自身でコントロール可能な問題なのか」あるいは「自分ではどうにもならなかった問題なのか」という問題カテゴリの切り分けによって対処法もまた変わってくるから
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く