宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山のえびの高原の硫黄山周辺では、5日、去年4月以来となる1日で20回を超える火山性地震が観測されました。気象庁は、噴気や火山ガスの突発的な噴出に引き続き注意するよう呼びかけています。 6日は午前10時までに火山性地震は観測されていないということです。また、火山性微動や地震に伴う地殻変動は観測されておらず、監視カメラでは、噴気なども確認されていないということです。 気象庁は6日、現地に職員を派遣し、硫黄山の周辺で状況に変化がないか確認することにしています。 えびの高原の硫黄山では、去年10月、火山活動が高まっているとして火口周辺警報が発表され、その後、火山性地震が減少したことなどから、ことし5月に火口周辺警報が解除されています。 気象庁は、活火山であることを踏まえ、噴気や火山ガスの突発的な噴出に引き続き注意するよう呼びかけています。
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